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【大学生向け】数学者とは?数学者として働く際の年収は?

大学の数学科に在籍する学生の中には、将来、数学者として社会に貢献する人もいるでしょう。

でも、そもそも数学者とはどんな職業で、何を研究するのか、そして年収などについて気になる人もいるかもしれません。

今日は、数学者に関する内容です。

目次

【そもそも数学者って何?】

数学者というのは、その名前の通り、数学について研究をする学者のことを指します。

大学の数学科を出て、大学院に進みさらに数学を研究する、そして博士号を取得することで数学者として活動できるようになります。

この学歴を持っていなければ、数学者と名乗ることはできません。

日本国内には、3,000~4,000人ほどの数学者がいるとされており、これは海外の先進国であるフランスやドイツ、アメリカなどと比べると少ない数字です。

またその多くが男性であり、数学=男性とイメージする通り、女性が少ない職場でもあります。

≪数学者が活躍する場所≫

数学者と聞くと、数学の研究をしてお金を稼いでいると想像するかもしれませんが、実はそれだけで食べていける人は稀です。

数学者の多くが研究をしながら大学や短大、高専などで数学を教えている教育者という顔も持っています。

最初は、大学でも1~2年生を対象にするような基礎数学を教え、その後、数学や数理科学などを専門とする3~4年生などを対象に教えます。

そして、最後に大学院生を対象に数学を教えます。

【数学者の年収は?】

数学者の研究だけでは食べていくことは難しいと述べました。

では、どのくらいの給料をもらっているのでしょうか。

新人数学者の平均給与は月17~19万程度とされており年収にして200~230万円ほど、もちろんどの研究所で働くかなどによって違いはあるもののそこまで高くないのがわかります。

今の物価高を考慮しても、20万円以下であれば生活するのは容易ではなく、別の仕事(教育者など)をしてお金を稼ぐ必要性を感じる人は多いです。

また、ある程度経験を積んだ数学者であっても月に20~30万円程度とされており、年齢を重ね家族を養う場合などはこれでもそこまで余裕があるとはいえません。

数学者は、誰も解決していない数学を解くわけですから一日中数学のことを考えており、給与以上に精神的にハードなのが特徴です。

ただ、数学者の多くは数学が好きでずっと考えていたいと思うほど数学に没頭しています。

そのため、お金だけでなく自分のやりたいことを選ぶという人も少なくありません。

≪執筆や講演を行う人もいる≫

余裕のある生活をするために、数学に関する参考書などの本を執筆したり、講演会に参加したりする人もいます。

若い人に数学の楽しさを伝える本を書いたり、国内だけでなく海外でも講演をすることで1回につき数十万円のお金を稼ぐことができます。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は、数学者に関する内容でした。

実際、数学者の年収は労働に対して決して高いものではないので、副業のような形で別に仕事を持っている場合も珍しくありません。

でも、彼らは好きな数学を研究できて、満足感が高いように感じます。

お金よりもやりがいを優先する人が少なくないのかもしれません。

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