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将来、薬剤師として働くためにはいろんな試練を乗り越える必要があります。
その中の1つにこの「実習」があり、一定の期間、薬剤師としての実際の業務を体験します。
今日は、そんな大学薬学生にとっての実習とは、どのような内容で期間はどのくらいか、そして注意点についても解説します。
ぜひ参考にしてください。
薬学部の学生にとっての実習は、一般的に実務実習と呼ばれます。
この実務実習は、事前学習、共用試験(CBT・OSCE)を経た上で行われる参加型の実務学習で、文部科学省が示すガイドラインにはこう定義されています。
「それまで薬学部で学んできた知識・技能・態度を基に臨床現場で『基本的な資質』の修得を目指し実践的な臨床対応能力を身につける参加・体験型学習」
要は、将来、薬剤師として働くにあたり、基礎的な知識や技能、態度、そして問題解決力を養うことを目的にしているのです。
実際の業務を行うことで見えてくる課題や発見など、薬剤師として勤務する上での成長が期待できます。
では、どのような薬学生が実務実習を受けることになるのでしょうか。
これに参加するためには薬学共用試験(CBT・OSCE)に合格する必要があります。
薬学共用試験は毎年12~1月にかけて本試験が行われており、4年次の冬に受けます。
薬学共用試験の詳しい内容については「大学薬学部の共用試験とは?対策ポイントを解説」をご参考ください。
実務実習の日程については、2019年度より3期制から4期制に変更されました。
その目的としては、より多くの患者様と接して、より多くを体験するためです。
スケジュールには、薬局実習(11週)と病院実習(11週)の2種類があり、合計で22週です。
開始時期は毎年若干異なりますが、大体、第1期が2月下旬、第2期が5月下旬、第3期が8月下旬、第4期が11月下旬です。
病院と薬局での実務実習は連続して受けなければいけませんが、どちらを先にしてもOKです。
ここでは、実務実習を行うにあたっての注意点について解説します。
まず、どこで実習をするかですが、実習先を選べるかは実は大学によります。
例えば、規定の県立病院と連携していたりする場合は大学独自の実習先が決まっていることはあります。
ただ、基本的には薬学教育協議会の下部組織である実務実習調整機構というところを通して、受け入れ先が決まることが多いです。
学生の住んでいる場所などを参考に決めます。
そして、その実務実習調整機構を通して実習先を選ぶ場合は、ある程度自分の希望で実習先を選ぶことは可能なのかですが、その場合もあります。
大学によってどのように実習先を選ぶかは様々であり、学生の希望を参考にしたり、成績を参考にしたりする場合があります。
実務実習は普段の大学の授業とは異なります。
実際の薬剤師業務に参加するため、医療人としての自覚や覚悟が求められます。
それは服装でも同じことで、同じ施設のスタッフさんや患者様に安心して空間を過ごしてもらうために身だしなみには十分気をつけたいものです。
ポイントは、まず清潔であること、そして相手にいい印象を与えられるような身だしなみであることです。
実習の初日はリクルートスーツで向かうことが多く、その後は指導薬剤師さんから服装について何か提案があるかもしれませんのでそれに従います。
私服になったりすることが多いです。
実習中は白衣を着て、爪や頭髪も清潔に保つ必要があります。
時計以外の装飾品は基本的にはダメですので覚えておきましょう。
今日は、大学薬学部の学生の実務実習に関する内容でした。
ある程度の期間、実際の薬剤師の業務をこなし経験を積むのですが、そこでいろんな発見があると思います。
1日に7.5時間など実際の勤務時間、業務をすることになり、最初は慣れない環境で大変かもしれませんが、将来薬剤師になるためには必須の通過点ですので高い意識を持って業務に取り組みましょう。
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