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大学で学ぶ数学という科目について、「大学数学は哲学に似ている」というような話を聞いたことはありませんか。
でも仮にそれが本当だとしたら、「高校で数学が苦手だったけれど哲学に似ている大学数学なら問題ないのでは?」という疑問や、それとは逆に「高校数学は得意だったけれど大学数学は苦手になってしまうのでは」などの疑問も浮かんでくるかもしれません。
今日は、そんな大学数学と哲学の関係性について詳しく解説します。
「哲学」と一言でいっても、大陸哲学というものと英米哲学というものに分けられます。
私たち日本人が哲学と聞いた時に思い浮かべるのは大陸哲学の方のようで、逆に英米哲学はあまり馴染みのない哲学です。
英米哲学は主に数式などを用いて理論を解釈していたというものであり、大陸哲学しか知らない人たちからすると英米哲学は哲学ではなく、数学をやっているような印象を受けたのでしょう。
このことも大学数学は哲学に似ていると言われる理由の1つだと考えることができます。
数学と哲学の関係について、中には「数学と哲学は同じ意味であった」と解説する人もいます。
あくまでも、1つの説ではありますが元々は同じジャンルのものであり、そこから「数学」というものと「哲学」というものにそれぞれが進化していき、細かく分けられていったということです。
小学校の頃は、理科という科目でまとめられていましたが、高校になると物理や化学などのように分けられるようになったという感覚でしょう。
このような考え方では、「数学も哲学のうち」にもなり得て、文章など言葉を用いるのが哲学で数字という概念を用いるのが数学ということもいえるかもしれません。
考える際に用いるものが異なるというだけで目指しているゴールに大きな差はないとも考えられるでしょう。
大学数学は哲学に似ているという声の他にも哲学というよりは国語や評論に近いという意見もあります。
しかし、個人的には哲学と評論には決定的な違いがあると思っていて、評論の場合には曖昧な表現が許されますが数学の場合には曖昧な表現は許されません。
そのため、大学数学と国語や評論は少し微妙な気がします。
大学数学が哲学に似ているのであれば、今まで数学が苦手だった人や例えば文系の学生でも大学数学をこなせるということになるかもしれませんが、個人的には少し難しいかなと思っています。
やはり、先に述べた英米哲学というのは英語圏の哲学であり大きな枠で見れば哲学であると同時に数学であるからで、数学であるということには変わりありません。
いかがでしたか?今日は、大学数学は哲学に似ているのかという内容についてでした。
いろいろな説がありますが、私たち日本人に馴染みの少ない英米哲学が数字を用いたため大学数学が哲学に似ていると言われ出したのかもしれません。
あなたはどう考えますか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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