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大学レポートを作成する際に、最近はインターネットを参考資料として利用する学生が増えています。
インターネットは便利であり多くの情報を簡単に入手できます。
でも、ただ単に参考にすればいいというわけではなく、Webサイトから引用する際はいくつかの注意点に気をつける必要があります。
そもそも、「引用」とは、自分の意見や説明を補強するために他者の意見やデータなどを自分の作品の中に用いることです。
もう少しわかりやすくいうと、「私はこう思います」だけだとその説得力に欠けますが、そこに「〇〇がそう言っています」と付け加えると一気に信憑性が上がります。
もちろん誰のでも引用できるわけではなく、知り合いなどのいっていることを引用しても説得力の向上にはつながりません。
大学レポートでの引用は、必ずしもマストではありませんが、その情報の信憑性を高めるためにはやはり信頼できるソースや情報を引用して付け加えた方が質の高いレポートになります。
引用について紹介しましたが、ここで疑問になるのが「参考」との違いです。
何となくの意味は分かっても、両者の違いをしっかり言語化できる人はどのくらいいるでしょうか。
引用は自分の文と他の人の文を明確に分ける必要があるのに対して、参考はあくまでも資料や情報を参考にすることです。
「ある情報を参考にしたけれど直接自分のレポートに書くつもりはない」場合は、それは引用ではなく参考になります。
どのWebサイトでも引用できるわけではなく、大きく3つの条件があります。
引用というのは、文字数を稼ぐためにやるものではありません。
その目的で利用する場合もなくはないですが、最初の目的はそのレポートに必要な情報であるかということです。
ボリューム増加目的だけで引用すると、決していいレポートにはなりません。
引用部分は基本的には「従」であり、自分の文章は「主」です。
これを忘れないで、自分の文章がメインになるように引用します。
もし引用部分が主になり多くなってしまうと正しい引用ではありません。
仮にそのWebサイトに「転載は禁止」という記載があれば、どんなに有益な情報でも引用できません。
その情報の作者が許可をしない限り、引用は不可能になります。
ここからは、実際にWebサイトから引用する際の注意点について見ていきましょう。
Webサイトには有益な情報もあればそうでないものもあります。
特に個人で公開しているようなものは確実性が不透明なのでしっかり調べる必要があります。
逆に、政府公認や公的機関の一次情報は信頼できる場合が多いでしょう。
小難しい表現や説明が使われていることが多いですが、しっかり読み解きます。
「孫引き」というのは、直接引用するのではなくすでに引用されたものを引用することです。
引用には文章を変えてはいけないというルールがあり、文章が変わっているものを再引用した場合、引用ルールを破ることになるので気をつけましょう。
今や誰でも見ているWikipediaですが、これは書き換えが可能だったりするので信憑性は高いとはいえません。
多くのレポート課題でWikipediaは禁止されていると思いますので、注意してください。
引用する際は、その元になるURLやサイト名などの情報を記載します。
具体的には、下記を記載します。
インターネットの情報は消えてしまう可能性があるので、閲覧日を記載するのは重要です。
今日は、大学レポートでWebサイトから引用する際の注意点についてでした。
その情報は本当にレポートに必要か、しっかり要件は満たしているのかを確認して、今日紹介したような注意点を守って正しく引用してください。
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