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毎日授業はみっちり詰まっているし、放課後は部活やバイトで忙しいので、試験勉強はいつも一夜漬け。
そんな大学生の声を聞くことがあります。
そんな「まとまった勉強時間が取れない」と嘆いているあなた!
ぜひ「スキマ時間」を活用して勉強の効率をあげる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
「スキマ時間」には「短いスキマ時間」と「長いスキマ時間」の2種類があります。
「短いスキマ時間」とは、電車やバスを待つ間など、数分〜10分程度の合間。
「長いスキマ時間」とは大学の昼休みなど、少しまとまった時間のことです。
2種類の時間に応じて、やることを分けるのが「スキマ時間」活用法のポイントです。
数分〜10分程度の文字通りほんの少しだけの「短いスキマ時間」にオススメなのは、英語の単語を覚える、参考書のチェックポイントを見直すことなど。
そして意外に思われるかもしれませんが、読書もオススメです。
東大を首席で卒業しニューヨーク州の弁護士資格を持つ山口真由さんは、著書『東大首席が教える 賢い頭をつくる黄金ルール』(セブン&アイ出版)の中で、「つねに本を持ち歩いていて、4分待ち時間があれば、どんな場所でもためらいなく本を開きます」と語っています。
山口さんが主張するのは「スキマ時間の積み重ねがバカにならない」ということ。
確かに、4分の待ち時間が1日に4回あれば、それだけで30分は本が読めるということになります。
今は電子書籍も充実していますから、スマホがあれば本を読むのは簡単。
電車の待ち時間にスマホを開いてゲームをする代わりに本を読むことを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
昼休みなど、ある程度まとまった時間が取れる場合にオススメなのは、問題集を解いたり、授業のノートを見直すこと。
問題を解くときには、必ず答え合わせまでして自分がどこでつまづいているのか、何がわかっていないのかをチェックしましょう。
授業のノートを見返す際には、重要な語句や自分で重要だと思った箇所、疑問に思った箇所などにマーカーを引いていくのがオススメです。
こうすれば、あとでわからないところを先生に質問できますし、試験の前にまとめる際にも重要な内容が一目でわかって勉強時間の短縮になります。
短いスキマ時間で読んだ本の内容を、長いスキマ時間にノートやスマホで「要約」してみるのもいいと思います。
知識はインプットだけでは自分のものになりません。
読んだ本の内容を「要するに何が書かれていたのか」を表現できて初めて、内容を理解できたと言えます。
つまり、「内容の要約」というアウトプットができてこそ、自分の中に知識が定着したということになります。
そこで、長いスキマ時間に本の要約を自分で書き出してみるのです。
スムーズに要約が作れれば、それは読んだ内容をきちんと理解しているということ。
逆に、なかなか要約が作れなかったら、内容のポイントがわかっていなかったことになりますから、もう一度じっくり読み直してみましょう。
「要約」を作ることは、自分の理解度チェックにも役立ちます。
「あのとき、あそこでこれをしておけば、今こんなに苦労することはなかったのに」という後悔をしたことのある人は多いのではないでしょうか。
たった数分程度の「スキマ時間」を活用することは、その後悔をしないで済むためのテクニックです。
短いスキマ時間には、読書、単語を覚える、参考書のポイントをチェックすることなどに使いましょう。
昼休みなど少しまとまったスキマ時間があれば、その時は問題集を解くことや授業のノートを見直すことに使いましょう。
また、短い時間に読んだ本の内容をノートやスマホで要約するのもオススメです。
スキマ時間を活用して、あなたの勉強に役立ててください。
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