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7月に入り、そろそろ前期の定期試験の時期が近づいてきました。
今年は、新型コロナウイルス感染症のために、日程が例年とは違うという大学も多いかと思いますが、いずれにせよ定期試験対策は早めに始めるにこしたことはありません。
今日は、大学の定期試験のための基本的な勉強方法についてまとめてみます。
勉強は、ただ漫然としていても効果が上がりません。
特に、試験は「単位を取得する」ことが目的、かつその科目が複数にわたりますから、優先順位を決めて効率の良い勉強をする必要があります。
年度始めに発表されたシラバスには、「出席点30%・期末テスト70%」「出席点20%・レポート30%・期末テスト50%」など、評価の基準が掲載されているはずですので、まずはそれを確認しましょう。
もし「期末テスト100%」という科目があればまずはその科目から手をつける必要があります。
また、出席点のパーセンテージが大きい科目では、今後はできるだけ欠席しないようにする、など注意が必要です。
次に、具体的な学習計画を立てます。
一般的には次のようなスケジュールが良いと思います。
レジュメは授業のポイントが書いてある大切なもの。
もし自分が出席していない回のレジュメをもらっていなかったら、先生に直接もらいにいくか、あるいは友人に頼んでコピーさせてもらうかして、全部の回のレジュメは必ず手に入れておきましょう。
レジュメがない授業の場合は、全部の回できちんとノートを取っておくことが重要になります。
もし欠席した回があれば、友達に頼んでノートを写させてもらいましょう。
過去問からは、担当教員の好む問題形式や、試験の傾向などがわかります。
先輩などに頼んで、できるだけ複数年手に入れておくと良いでしょう。
過去問が手に入ったら、実際に解いてみて、自分が現時点でどれくらい理解できているのかを把握します。
そして、よくわかっていない部分があれば、教科書や参考書、ノートなどで調べてまとめておきます。
過去問の中によく出てくる単語や語句があれば、それにチェックをいれておきます。
また、一つのテーマが与えられてそれについて論じなさい、といったタイプの文章題の場合には、あらかじめ予想されるテーマをいくつか考えて、実際に文章を書いておくと良いでしょう。
レジュメは一通り全部読んでみて、
①講義中に先生が重要だと指摘した箇所・過去問でチェックを入れた単語や語句
②自分自身で大切だと思った箇所
③わからない箇所
を抽出します。
③については参考書やノートなどで調べます。
①と②はマーカーを引いておき、あとで隠して答えられるようにすると良いでしょう。
また、レジュメだけでは心もとない場合は、レジュメを元に、もう一度自分なりのまとめノートを作るのも良い方法です。
まとめながら理解を深め、さらに記憶していくことができるからです。
レジュメ、もしくはノートが作成できたら、あとはひたすらその内容を覚えていきます。
マーカーを引いて赤いシートで隠して覚える、音読する、何度も書く、など覚え方は人それぞれ。
自分にあった方法で記憶の定着をはかりましょう。
大学の定期試験は、確かにやらなければならない科目が多くて大変です。
高校生の頃のように一夜漬けがきかない科目も多いので、きちんと学習計画を立てて勉強を進めていく必要があります。
だいたい、試験の3〜4週間前から過去問やレジュメを揃え始め、3〜2週間前から過去問を解き、レジュメやまとめノートを作ります。
それ以降は自分にあったやり方で、ひたすら内容を覚えます。
計画的に勉強して、単位取得を目指してください。
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