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大学の微分積分を克服する勉強法としては、まずは高校数学を復習する事から始めましょう。
大学といっても新しい事を学ぶというわけでは無く、高校数学の基礎の上にあるのですから、まずは高校数学をきちんと理解しておかなければなりません。
大学というところはより進んだ学問をしたい人が行く場所ですから、授業についていけないからといって、高校時代までのように丁寧にケアをしてくれるわけではありません。
高校数学は理解しているという前提の上で授業が進んで行くので、高校数学を身につけておく必要があるわけです。
さて、高校数学は復習できたとして、さらに勉強を進めて行く場合には参考書が必要になります。
まずは手っ取り早くネットで参考になる記事を探せばいい、と思うかもしれませんが、ちょっと待って!
ネットの情報は、質の良いものも悪いものも混在しており、その中から自分にとって適した質の良い知識を探し出すというのは、なかなか困難なことです。
もちろん、ネット上にもきちんとした参考になる資料はあるでしょうが、そこに到達する時間や労力を考えると、やはりネットで探すよりは紙の参考書を買った方が結局は近道ということになります。
大学の授業に繋がるような参考書ということなると、やはり、その講義を担当している先生が執筆しているもの、あるいは先生が推薦しているものを選ぶのがいいでしょう。
ただし、大学の先生が書いた参考書は、高校数学が分かっている事が前提になっている場合も少なくないので、そこは気をつける必要があります。
先にも述べたように、大学は義務教育でもなければ、その後に共通の入試などの全国共通試験のようなものがあるわけでもありません。
講義の内容は、担当する教員の考える「大学生であればこのくらいは理解してほしい」というレベルが反映されることになります。
ですから、場合によっては非常にレベルが高く、また参考書の内容も膨大、ということもありうるわけです。
ただ逆に考えれば、担当教員の書いた参考書の内容が理解できるようになれば、その講義にもついていける可能性が高いわけです。
先輩や友人、時には個別指導なども利用して、参考書の内容が理解できるように努力をすれば、単位取得は目の前です。
参考書を使って勉強していく際にカギとなるのは、練習問題です。
多くの大学の数学の授業は、先生が内容を説明し、巻末にある練習問題が宿題になるというやり方で行われています。
練習問題を自分で解くということは、授業で習った知識を理解し定着させるという意味があります。
さらに、そこで定着した知識をもとに次の講義が行われるという流れになりますので、宿題になった練習問題は必ず解いておく必要があります。
もしわからなければ、オフィスアワーなどを利用して直接先生に質問してみましょう。
そしてそれが解けたら、参考書で類題を解くのです。
そうすることで、その単元の知識の定着を図ります。
学生の中には、試験の前になって慌てて練習問題を解く人もいるかもしれませんが、その時になって慌てて解こうとしても、なかなか正解にたどり着くことは難しいでしょう。
練習問題はそれまでの講義が理解できていなければ解けないように作られていることが多いので、講義から時間が経ってしまうとまずは「思い出す」ということから始めなければならず、なかなか解けないということになります。
講義が終わったらすぐに練習問題に取り組むことが、結局は理解への近道なのです。
大学の授業は、高校の時のように単に方法論を学ぶというものではありません。
その問題の意図を理解しないと解けないものも多いので、「講義に出席する」「練習問題と解く」「知識を定着させる」というサイクルを作ることが重要なのです。
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