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学部生なら誰でも書かなければいけないのが卒論ですが、その卒論の意義とはどのようなものなのでしょうか。
せっかく苦労して単位を取ったり、レポートを提出したりと努力してきたのに、どうして最後に大きな論文を書かなければいけないのか、と疑問に思う方も少ないないはずです。
もし大学院に進学するのであれば、長く研究や実験を続けるということになるので、卒論のテーマや内容、そして完成度が重要なのは当然です。
しかし、就職を前提に考えている理系大学生には、卒業前の憂鬱なイベントとしか捉えられないかもしれません。
理系大学生にとっての卒論の意義は、文系の卒論とは大きく異なります。
一つ目の意義として、これまで大学で研究や実験してきたことのまとめ、即ち集大成を示せるということです。
卒論を仕上げるということはとても大変ですが、完成した時の喜びは素晴らしいものです。
自分がやってきたことが認められるということなのです。
教授や大学院生の前で、これまでやってきたことの成果を示すためには、きちんとした卒論を書かなくてはいけません。
そして、その成果を卒論発表会の場で示すことになります。
卒論発表会について色々と情報を得て準備する必要がありますが、様々な質問を想定して、答えられるようにしておく必要があります。
二つ目の意義として、これまで研究してきた内容をきちんとアウトプットして文章化できることを示せるということが挙げられます。
どれほど素晴らしい研究や実験をしていたとしても、それを文章化するということはとても大変な作業です。
大学できちんと訓練してこなければ、簡単にアウトプットや文章化することは難しいでしょう。
特に、文系の大学生に比べて、理系の大学生は論文を書くのを苦手としている傾向があります。
文系の論文と比較して、実験データや図などの割合が多いのですが、それでも書かなければいけない部分は沢山あります。
また、文系の学生と違って、授業の中で文章を書く機会が少なかったり、文章の書き方を教わっていないという点も大きく影響しているでしょう。
とても残念なことですが、研究や実験をしっかり行ってきたにもかかわらず、論文が書けずに卒業できないという方がいるのも事実です。
それには様々な要因がありますが、文章化の方法が分からなかったり、苦手だったりということが一つでしょう。
卒論が書けるということは、様々なことをきちんと学んで身に着けてきたという証しでもあるのです。
しかし、卒論の書き方については一定のルールがあります。
また、卒論の書き方の傾向などは、大学だけでなく研究室やゼミレベルでも大きく異なってきます。
独りよがりの書き方ではなく、ルールや傾向に沿った書き方を心がけるようにしましょう。
テーマなどが決まったら、過去の先輩方の論文などを読んだり、教授や大学院生に相談するなどして、卒論の書き方について理解しておくようにしましょう。
三つ目の意義として、卒論の内容や完成度が就職に大きく影響するということが挙げられます。
卒論の内容を思う存分、企業にアピールすることが可能なのです。
文系大学生が就職する際に、卒論の内容などについて詳しく聞かれることはほとんどありませんが、理系はそうではありません。
自分の会社にとって利益になる研究をしてきたかどうか、卒論の内容を調べる企業も少なくありません。
プレッシャーに感じる方もいるかもしれませんが、自分のやってきたことを自信を持ってアピールできる機会を得ていると前向きに考えましょう。
面接でも、卒論の内容や研究や実験内容について詳しく聞かれることも多いので、事前に準備をしておきましょう。
具体的には、想定Q&Aなどを作成しておき、どのような質問をされても慌てないようにしておくことが大切です。
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