大学生のための派遣利用法

 

大学生と派遣

 

みなさんはアルバイトを探すとき、まず、どうしますか。

 

ほとんどの人は、求人サイトを利用するのではないでしょうか。

 

もちろん、求人サイトはたいへん便利で手軽なバイト探しの手段です。

 

しかし、「空いている長い休みを利用して働きたい」「短期のバイトを探している」といった場合、派遣会社に登録するのもひとつの方法です。

 

「大学生でも派遣登録できるの？」という疑問が浮かびますよね。

 

大丈夫です。

 

学生であっても、派遣会社に登録することは可能です。

 

ただし、会社によっては学生を受けつけていないところもあるので、そこは事前によく調べてください。

 

派遣で仕事をする際には、まず派遣会社が行う派遣登録会に参加する必要があります。

 

会社によっては、この登録会で学生証の提示を求められることもありますので注意しましょう。

 

大学生が派遣に登録するメリット

 

大学生が派遣会社に登録する際のメリットとして、もっとも大きいのは、「自分の時間を有効活用できる」ということでしょう。

 

大学生であれば、「試験前はなかなかアルバイトの時間が取れない」とか、「就活で忙しくて決まった時間で働くことができない」といったケースがあると思います。

 

そうした場合、「週３日」「毎週同じ曜日」といった具合に、シフトが決まっているアルバイトはなかなかやりにくいことになります。

 

派遣であれば、最初に登録する時に「この時期だけ」と条件を決めることができるので、例えば、今すぐではなく夏休みや春休みなどの長期休暇だけの仕事を探すこともできます。

 

また、アルバイトを始めてから何かの都合で辞めたくなったのだけれど、人手不足で「なかなか辞めにくい」といった事態に遭遇することもあります。

 

そんな時も、派遣ならば最初に契約期間を決めますから、「ここまで」とはっきり終わりの時期が決まっているので安心です。

 

このように、何よりも、最初に登録する時に自分の条件を決めてから仕事を探すことができるのが、派遣の大きな魅力だといえます。

 

 

就活に役立つ派遣

 

派遣会社での求人には、様々な業種の会社や職種があります。

 

学生のアルバイトというとどうしても、家庭教師や塾講師、飲食店などに偏りがちですが、学生のうちにいろいろな仕事を経験しておくことは、決して無駄にはなりません。

 

また、様々な職種を経験することで、自分に向いている職業、向いていない職業、つまり自分の適性を知ることもできます。

 

こうした体験は、「いざ就職」という時になって仕事探しをする際に、大いにプラスになることでしょう。

 

アルバイトではなく「派遣社員」として働くことで、様々な企業やそこで働く人たちとコミュニケーションをとって社会経験を積むことは、就職活動で企業を訪問したりする際にも役に立つのではないでしょうか。

 

派遣の登録会では面接もありますので、本格的な就活に入る前のリハーサルのつもりで臨めば度胸もつきますし、何より「相手に自分を知ってもらう」という貴重な機会となるでしょう。

 

まとめ

 

派遣の求人は、一般的なアルバイトよりも時給の高い仕事が多くあります。

 

短期でガッツリ稼げる、というのも派遣の魅力のひとつですが、一方で、時給が高いということは、それだけ責任も求められるということ。

 

気楽に楽しく稼ぎたい、という人にとっては、派遣はあまり向いていないかもしれません。

 

しかし、自分の将来を見据えたアルバイトをしたい、アルバイト経験を就活にいかしたい、という人は、派遣という選択肢も視野のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

 

派遣会社によっては、専任のコーディネーターがついて、未経験の学生にもどんな仕事が向いているかアドバイスをしてくれるところもあったりします。

 

どんどん質問して、将来のための自分磨きにしていきましょう。

 

学生のうちにしかできない「社会経験」は、今後、就職活動を経て、実際に社会に出て仕事を始めてからも、大きな財産となっていくのではないでしょうか。