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今年のゴールデンウィークは10連休という長い休みとなりました。
大学によっては連休がもう少し短いケースもあったようですが、いずれにせよ普段よりは長い休みを満喫した人も多いことでしょう。
一方、休み明けになると気持ちが落ち込んでやる気が出なくなる、といういわゆる「五月病」の状態に陥る人がでてくるのもこの頃です。
特に、4月に大学に入学した1年生は、新しい環境に少しずつ慣れてきたと思ったところで長い休みがあり、ゴールデンウィーク明けに一気にモチベーションが下がって五月病に…という人も少なくないようです。
ある調査では、大学生の4割が五月病を経験しているという結果が報告されています。
その症状は、「憂鬱な気分がいつまでも続く」「突然泣き出してしまう」「何もする気が起きなくなる」といった精神的なものから、「食欲がなくなる」「眠くて仕方がない」「眠りが浅い」「咳が止まらなくなる」「熱が出る」といったリアルな体の不調まで様々。
新しい環境に入って不安と緊張が続いたところで長い休みになり、緊張の糸が途切れてしまったことがその原因となっているようです。
また、4月に頑張り過ぎたことで5月にその反動がくる、という分析をしている人もいます。
これは大学1年生に顕著なようですが、厳しい受験勉強が終わって念願の大学に入学。
「これから大学生活を頑張るぞ!」と張り切って4月をスタート。
しかし、大学は勉強の仕方も、部活も、友達関係すらも高校時代とは全く異なり、毎日が緊張の連続です。
自分でも気がつかないうちに疲れが溜まっていき、それが5月になってピークに達するために体がダウンしたり、やる気が起きなくなる五月病になってしまうのです。
中には、五月病からなかなか脱出することができず、うつ病になってしまったというケースもあるようなので、「もしかして五月病?」と思ったら早めに対処しましょう。
以下に、五月病の対処法をまとめてみます。
ストレスの原因のひとつは、不規則な生活にあると言われています。
一つのことに集中し過ぎたり、逆にするべきことに十分時間を取れなかったりすることがストレスになるようです。
特に、長い休みのあとは生活時間が不規則になりがち。
1日のスケジュールを見直して、規則正しい毎日を送るように心がけましょう。
また、勉強ばかりしていても行き詰ってしまうので、上手に休むことも大切。
適度に休息を入れることで脳も活性化するので、気持ちに余裕が出てくるでしょう。
ウォーキングなどの適度な運動は、健康管理だけでなく、ストレスを発散させる効果もあります。
運動は緊張をほぐして心身をリラックスさせます。
また、太陽を浴びる時間が少ないとうつ状態になりやすいこともわかっています。
やる気が出ない、落ち込んでいると感じたら、太陽の出ている時間帯に外に出てウォーキングをしてみてください。
大切なのは運動を習慣にすることです。
新しい環境の中では、どうしても他人がきになるものですが、周りが自分をどう思っているかを気にしすぎると疲れてしまいます。
あまり気にせず、マイペースに生きることはストレスを溜めないコツでもあります。
とはいえ、人は一人で生きているわけではありませんし、また一人ぼっちが逆に気持ちを落ち込ませることもあります。
気の合う友達を見つけて、自分の悩みを話してみてはどうでしょうか。
他人に話すことで自分の問題点をクリアにし、混乱を整理する効果が期待できます。
どうしても話せる相手がいない時には、紙に自分が悩んでいること、考えていることを書き出してみるのも良い方法です。
ゴールデンウィーク明けは4月に溜まった疲れが出てきてしまうもの。
普段から自分のペースで生活できるようにしておけば、五月病を予防することができるでしょう。
もし五月病かなと思ったら無理をせず、適度に休みを取りつつ規則正しい生活をするように心がけてみてください。
また、体を動かすことも効果的です。
どうしても落ち込んでしまう時には、気の合う友達に悩みを相談してみたり、自分の考えていることを文章にしてみたりしましょう。
だんだんと気温も上がってくる五月です。
体調を整えて生活するようにしましょう。
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