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大学に入って、数学でつまずいてしまうという人は意外に多いようです。
大学1年生の数学は、主に「微分積分」と「線形代数」の2分野について学びます。
高校時代にあまり数学を勉強しなかったという人、苦手だったという人だけでなく、高校時代には数学が得意だったのに大学に入ってわからなくなったという人もいるかもしれません。
今回は、大学の数学を克服するための勉強法について考えてみます。
大学の数学を克服するためには、まず、高校数学の復習から始めてみましょう。
大学の数学は、高校数学の基礎の上にあるわけですから、高校数学が理解できていないと、大学の数学の授業がわかるようになるわけはありません。
また、大学の授業は、一人一人の実力を考慮して進んでいくことはありません。
高校数学は理解しているという大前提の上に授業が組み立てられていきますから、原則として、わからない人のことはフォローしてはくれないのです。
ですから、高校数学の内容については自分自身で復習をして理解しておく必要があります。
高校の数学の教科書を読み直しておく。
また、高校数学の参考書を読んで理解しておくことが必要でしょう。
今はネットという便利なものがあるので、ネットで微分積分を解説しているサイトを読めばいいと思う人もいるかもしれませんが、ここは、紙の本、つまり参考書を手に入れて、その内容を勉強するようにしましょう。
ネットは便利ですが、どこからどこまで勉強するべきなのか、どこからどこまで勉強したのか、という「勉強の内容」が具体的に目に見えにくいという短所があります。
勉強というのは膨大なものなので、やはりやるべき内容が「見える」ということが重要。
その点、紙の参考書ならば、「今日はここまでやった」「明日はここまでやる」というふうに進み具合を自分の目で確かめることができます。
以下に、大学1年生のための微分積分学のオススメの参考書を挙げておきますので、自分のレベルに合わせて参考にしてみてください。
S.ラング『解析入門 原書第3版』松坂和夫・片山考次訳(岩波書店)
石村園子『やさしく学べる微分積分』(共立出版株式会社)
松坂和夫『数学読本1』(岩波書店)
『微分積分学講義 上』(京都大学学術出版会)
また、どんな参考書を買ったらいいか迷ったら、担当の先生に聞いてみるのも良いでしょう。
その際、自分のレベルを正直に申告してオススメの参考書をたずねてみてください。
自分で勉強する際に、カギになるのは練習問題です。
大学の数学の授業では先生が内容を説明して、巻末にある練習問題が宿題になる、というパターンが多いようです。
練習問題を自力で解くということは、そこまでに習った知識を理解しているかどうかを確認すると共に、次の講義に進むための準備という側面もありますので、出された課題は必ず行うようにしましょう。
中には、試験前になって慌てて練習問題に取り組む、というような人も見かけますが、それではまず問題を解くことは難しいと考えておいてください。
練習問題は、それまでの講義が理解できていなければ解けないようになっていたり、問題に当たる事で講義の内容が理解出来るようになるというように組み立てられているので、講義のあとで必ず練習問題を解くのが大切です。
大学の数学は、高校の時のように単に方法論を学ぶというのではなく、その問題の意図を理解することが求められますから、練習問題が解けるかどうかは重要なカギになります。
もし問題が解けなければ、それは授業の内容が理解できていなかったということになりますから、もう一度教科書を読み直したり、わからない場合はオフィスアワーなどを利用して先生に質問しに行ったりするようにしましょう。
大学の数学は高校数学の基礎の上に成り立っています。
ですから、大学の数学がわからないと感じたら、まずは高校数学の復習から始めてみましょう。
その上で、授業の内容はきちんとノートに取り、練習問題が課題として出されたら必ずその都度解いていくようにしましょう。
練習問題が解けない時は、授業の内容が理解できていないということですから、オフィスアワーを利用するなどして先生に質問して、確実に理解できるように努めましょう。
また、大学1年生向けの参考書がいくつか出ていますから、自分のレベルにあったものを見つけて復習するのも大切です。
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