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大学生ともなれば、自分で勉強のやり方を工夫している人がほとんどではないでしょうか。
自分にあった勉強方法を編み出すことが、学力アップへの近道であることはいうまでもありません。
しかし中には、なかなか勉強が身につかない、どんな方法がいいのかわからないという人もいるかもしれません。
そんな人のために、今日は効果的に勉強する方法をご紹介したいと思います。
ストップウォッチを活用するには2つの方法があります。
一つは、勉強した時間を逐一ストップウォッチを使って正確に測り、ノートに記録していく方法。
こうすると、自分が1日に何にどのくらいの時間を費やしたかが一目でわかるので、「これぐらい時間をかけたからこの点数が取れた」という勉強の効果が実感でき、また点数が悪かった科目にはもう少し時間をかけるなど、勉強計画を立てることができるようになります。
また、1日の合計勉強時間数が可視化されるので、「昨日は2時間勉強したから今日は2時間半やってみよう」など、やる気アップにも繋がります。
二つ目の方法は、勉強に制限時間を儲けるやり方です。
例えば単語帳5ページを15分で暗記する、と決めたらストップウォッチで測って勉強します。
今日15分でできたら、明日は10分という風にだんだん制限時間を短くしていくことがポイント。
こうすることで、脳にプレッシャーをかけてフル活用させるのです。
二つの方法とも、時間の管理が上手にできない人、だらだらと勉強してしまう人、覚えるのに時間がかかる人には特にオススメの方法です。
記憶は大きく三つに分けることができます。
①「記銘」…情報を脳内に保存する
②「保持」…保存した情報を覚えておく
③「想起」…必要な情報を取り出す
「保持」と「想起」は「インプット」と「アウトプット」と言い換えられますが、この二つの作業はやり方次第で効率をグン上げることができます。
それは、行う時間帯を変えること。
情報を覚える「インプット」は夜、寝る前に行います。
なぜなら、記憶は睡眠中に整理されるので、寝る前に覚えたことは寝ている間に脳が整理し、記憶を定着させてくれるのです。
逆に、「インプット」よりもエネルギーを使う「アウトプット」は、朝行うのが適しています。
目覚めたばかりの時間は疲労感もなく、エネルギーを存分に使うことができるからです。
朝と夜でやることを変えることで、勉強の効率を上げていきましょう。
自分にあった勉強方法がみつかっても、それを継続して行うのはなかなか難しいものです。
最初はやる気満々で始めても、続けていくうちに疲れたり飽きたりしてしまうのは、誰にでも起きることです。
そんな時は、「上手に中断する」ようにしてください。
勉強中は「キリのいいところまでやって休もう」と考える人がほとんどだと思いますが、これは実は「上手な中断の仕方」ではありません。
実は「キリの悪いところで休む」方が、記憶の定着には効果的なのです。
これは「ツァイガルニク効果」と呼ばれる、「達成された課題よりも、達成されなかったり中断された課題の方が記憶に残る」という脳の働きを利用した方法。
具体的には、例えば2時間勉強すると最初に決めておいて、タイマーなどを使って2時間たったらたとえ問題を解いている途中でも強制的に中断するようにします。
「やりかけ」の課題が残されることで脳の中に記憶が鮮明に残り、再開した時に集中して取り組むことができるわけです。
勉強は、「とりあえず始めてみる」ことが重要だといわれます。
まずは机についてノートの整理などでもいいから始めてみる。
そのうちにやる気が出てきてエンジンがかかってくるでしょう。
より効果的に勉強するために、ストップウォッチを活用したり、夜と朝とでやることを変えたりしてみてください。
また、勉強を継続するためには上手に休憩を取ることも大切です。
あえて「キリの悪いところで中断」することで、記憶を鮮明に保ったまま休憩の後に再開できるようにしましょう。
自分に合った勉強法を見つけて、効率的に勉強を進めていってください。
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