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大学時代は、部活やサークル活動、アルバイト、友達との遊びなど、勉強以外にも様々なことに時間を使うことができます。
特に春休みは長いですから、みなさん、色々な計画を立てていることでしょう。
そこで今回は、読書をすることをオススメしたいと思います。
文系、理系問わず、読書には様々なメリットがあるからです。
どのようなジャンルの本を読むかということにかかわらず、読書は知識の量を増やしてくれます。
現在はネットが発達しているので、たいていの情報はネットで手に入れることができるから、本を読まなくても知識は得られるのではないか。
そう考える人も多いかもしれません。
しかしネットの情報は玉石混交で、そこから正しいもの、本当に役に立つものを選び取るには一定のリテラシーが必要になってきます。
古典といわれるような歴史の評価を得たもの、そうでなくても一定レベルの価値判断を経た上で出版されている書物を読むことは、このリテラシーを養うのに大きく役立ってくれます。
さらに、読書をしていく中で得られた知識について、「これは正しいのか」「これはどういう意味があるのか」と疑問に思ったり考えたりしてくことで、思考力が身についてきます。
逆に、読み手に考えさせるような本こそが優れた書物だ、ということができるかもしれません。
読書によって知識が増え、それを元に思考力が育つ。
これが読書の大きなメリットのひとつです。
本を読むことに抵抗がある人の中には、難しい言葉が出てくると読む気がなくなる、という人もいるかもしれません。
これは逆に考えると、読書をすることでそれまで知らなかった言葉を知ることができる、ということでもあります。
確かに最初は、言葉の意味をいちいち調べたりしていると、読書が楽しめないかもしれません。
しかし、辞書を引いたりネットで言葉の意味を調べることは、慣れてくればあっという間にできるようになるものです。
そのうち、いちいち調べなくても、前後の文脈から言葉の意味を想像して読むことができるようになってきます。
キリのいいところまで読んで、後から言葉の意味を調べるのも良い方法です。
そのようにして読書を習慣にすることで、語彙力がついてくるのです。
そうはいっても、いきなり難しい言葉がいっぱいの本を読むのはオススメできません。
まずは、本屋さんや図書館に行って、気になる本をパラパラとめくってみて、「これなら読めそうだ」という本から始めてみましょう。
本は、対象としている人によって使われている語彙や文章のクオリティに大きな差があります。
これまでまったく読書をしたことがないという人であれば、中学生向けぐらいの本から読んでみてはどうでしょうか。
読書は、楽しくなければ続きません。
読書が楽しいものになってくればば、そのうちに、もう少しレベルアップしてみようかなと思うようになるでしょう。
そうなってから、難しい本にチャレンジしていけばいいと思います。
まずは「楽しんで本を読む」ことから始めてみてください。
本というのは不思議なもので、同じ本でも年齢や読んでいる時の状況、タイミングなどによってまったく違った感想を持つことも少なくありません。
それくらい、「いつその本に出会うか」というのは大切なことです。
比較的時間に余裕がある大学生の今、読みたいと思う本に出会うことで、あなたの今後の人生が大きく変わる可能性も秘めています。
ですから、積極的に本を読んで読書を習慣にすれば、それだけ人生の選択肢が増える可能性があるのです。
その意味では、読書は知識を増やし思考力を養ってくれるだけでなく、人生の伴侶ともなるものです。
ぜひ大学生のうちに、読書の楽しさを知って、生活の中に読書を取り入れてみてください。
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