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学校の教師を目指す人はどの世代にも一定数存在し、実際に教師になる人も多いです。
教師になるためには教員免許が必要であり、教師になるつもりはなくても一応とっておきたいという理由で教員免許を取得する人もいるほどです。
教員免許を取得するには教職課程をクリアしなければならず、通常のカリキュラムとは別に講義を受けることになります。
教員資格は教員免許状の授与申請を受ければ簡単に取得できる一方で、教職課程を修了していない人でも教員資格認定試験というものを受けて合格をしてしまえば、教員免許を取得できます。
免許の種類ですが、基本的には3つ存在します。
・大学生が取得する一種免許状、
・短大生や専門学校生が取得する二種免許状、
・修士の学位を持つ人が取得する専修免許状
の3つです。
これらの免許は取得すればどの都道府県でも使えますが、有効期限が10年になっています。
他にも特別免許状や臨時免許状などもありますが、大学生が教員免許を取得することを考える場合には一種免許状などを取得することを考えた方が良く、臨時や特別などの種類はあまり考えなくて良いかと思います。
それなりの経験があって取得できるものだからです。
教員免許を実際に取得するためにはどの科目に絞るのかを決める必要があります。
幼稚園や小学校は全方位タイプですが、中学高校はその種類が相当あります。
どれを狙うかを決めておかないと必要な科目が全く異なるために大変なことになります。
また、大学によっては、特定の科目の免許が取得できないような状況に追い込まれることもあります。
高校時代からすでに教師になりたいという場合には、大学選びの時点で目星をつけておかないことには話になりません。
なので、高校時代においてどの科目を自分は学びたいのかというのを決めておくと後が楽です。
1年生の時にはまず教職課程で何を行うのかを知った上で履修計画を立てます。
卒業に必要な単位とは別にカウントされるため、普通の大学生よりも多く授業を受けることになり、慎重な判断が求められます。
小学校を狙うのか、それとも中学高校の特定の科目に絞るのか、この時点で判断が迫られます。
ただ、教職課程の履修に関する説明会が大学でなされることがほとんどなので、それを受けておけば問題ありません。
受けていく中で何を履修すればいいのかなどを知って、疑問点を解決することが求められます。
2年生になるといよいよ本格的な教職課程に突入しますが、この中で介護等体験という科目登録を行うことになります。
社会福祉施設や特別支援学校での体験が必要になり、どこかのタイミングで履修をしなければなりません。
学部によっては図書館司書に関する履修もスタートするなど、だんだんと専門性が出始めます。
また教員採用試験に向けた対策授業もセットで行われるなど、教員に向けた長い道のりはまだまだこれからであることを暗示させます。
3年の段階で教育実習に向けた準備がスタートします。
科目を決めて、卒業した母校に行って了承をもらう作業が必要です。
特に他にやることはないのですが、大学によってはこの時期にボランティア活動を多くすることを奨励するところもあります。
あくまでも希望者だけが行うシステムですが、将来的なことを考えて実際に行う人が多いです。
4年生の時にはいよいよ教育実習を行いますが、だいたい数週間程度で終わります。
ただ非常に忙しく、自分で授業をしなくてはいけない場合もあるのでそれが結構大変です。
毎日のようにこれをこなすことになるという現実に打ち砕かれる人や、さらに気持ちを強くする人など、教育実習で明暗がはっきりと分かれます。
教員免許の申請方法ですが、教員免許状申請用紙請求書というものを都道府県の窓口に送付するだけで大丈夫です。
また、大学が一括で申請してくれる場合もあるのでそれを利用するのがおすすめです。
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