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大学に入ると下宿生活を送る学生が多く、いわゆる寮生活を行う学生が出てきます。
その際に入る学生寮の種類は様々であり、同じ大学だけで構成されているケースや大学生だけが住める学生専用の寮のような状態になっているケースなどがありますが、共同生活を送るという点ではあまり変わりがありません。
大学の部活の寮では1部屋に2人3人と暮らし、後輩が先輩の面倒を見るようなスタイルが主流ですが、近年はそれぞれで個室が与えられるようになっています。
ただ、アパートのようなイメージとは少し違うため、そのあたりは確認が必要になります。
学生寮のいいところは、すでに家具があってシンプルな部屋になっている点です。
机やベッドなどもあるので、勉強するにはもってこいと言えます。
アパートだと誰かを連れ込むようなこともできますが、学生寮は基本的にそういったことはできません。
特に女子寮となると男子禁制であり、それが発覚した瞬間、大変なことになってしまいます。
昭和の時代にはこっそり彼氏が侵入してイチャイチャするということが微笑ましいエピソードで語られていましたが、これを今やってしまうとコンプライアンスの面で重大な問題になることから、絶対に避けなければなりません。
寮生活ってどんな感じ?と気になる人も多いですが、基本的には集団生活と捉えておいて問題はないです。
個室が与えられたため、そこまで濃密な時間は過ごさないものの、食べるものは同じで同じ空間を共有するという点ではイメージとしては実家での生活と同じようなものです。
兄弟が不特定多数に増えて同じ屋根の下で暮らすというイメージがぴったりです。
兄弟では性格がまるで異なり、風呂に入る時間やトイレのタイミングが同じなどでイライラするという部分も実家での生活と似たようなものがあり、神経をつかう部分です。
実家暮らしとの違いは、上下関係があるという部分です。
兄弟であれば血のつながった兄弟なので上下関係こそあれど、家族なので許容できる部分もありますが、相手が先輩で理不尽なことをされても耐えなければならないのでそこは辛いところです。
近年は動画などで理不尽な行為に遭ってもそれを外部に知らせることができます。
ただ、それをやってしまうとかなり暮らしにくくなってしまい、結果的により追い込むことになるというのも寮生活の嫌な部分です。
いかに折り合いをつけていくかが寮生活の大事な部分であり、注意点でもあります。
ルールがあることも寮生活ならではです。
門限があり、それに遅れると結構面倒なことになることもあります。
設備も同じものを使わなければならず、トイレなども一緒のものを使うケースもありますが、個室が与えられるようになって一部の設備は個人で使えることから、そこまで嫌な状況とは言えません。
実家でお風呂に入るようなイメージでいれば、そこまで潔癖な考えを持たなくてもいいです。
共有スペースの問題は寮によって様々なので、ルールの有無を含めて確認し、あとは食事に関する料金などをしっかりとチェックすることが求められます。
寮生活を楽しむために必要なことは、折り合いをつけることと社会性を持つことです。
折り合いをつけることは、先輩や後輩に対して主張をしすぎず、かといって受け入れすぎないという意味です。
持ちつ持たれつなんて言葉がありますが、お互い様の精神でやっていけば寮生活で大変なことがあっても乗り越えられます。
社会性を持つというのは、個室があってそこに閉じこもることなく、基本的には共有スペースで仲間と話すような状況がいいからです。
ゼミの話や授業の話、就職活動の話など色々と参考になることは多いので、この環境はフル活用したいです。
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