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編入について知ろう

目次

「編入」とは?

 

自分の選んだ大学に進学するも、将来の目標とする進路が変わり、その目標に向かうために大学を変える時や

短期大学や高等専門学校から出身校での取得単位が認められて四年制大学の三年次や二年次に入学する制度の事を編入と言います。

 

今までの学生生活の単位がそのまま使えるので、新たに大学へ入学しなくても短期間で卒業をすることが出来ます。

 

また、大学を中退した人でも、必要な単位を取得しており、受験資格が認められれば編入をして卒業を目指す事も可能です。

 

四年制大学へ編入するということは珍しいことではありません。

 

平成28年度の調査によると編入学者は8334人となっています。

 

内訳としては短期大学からは4339人、高等専門学校からは2466人、専門学校から1529人となります。

 

 

編入はいつでもできるの?

 

編入したい大学があれば、いつでも編入できるのかというとそうではありません。

 

編入試験を行うかは大学によって違います。

 

定員割れを起こした時だけ不定期に欠員募集を行う大学もあれば、正規に編入定員を設けている定員設置大学もあります。

 

近頃は国立大・私大ともに定員設置大学が増えてきているので、編入希望者にとってはチャンスです。

 

また、募集の種類も受験希望者全般を対象とした一般編入・社会人を対象にした社会人編入・短大などの推薦を得た人を対象にした公募推薦編入などがあります。

 

申込方法・費用なども大学によって違います。

 

事前に自分が編入を希望する大学に確認しましょう。

 

 

編入試験と勉強方法

 

大学に編入するにあたり避けて通れないのが、編入試験です。

 

試験科目は大学によりますので試験要項に沿って準備を進めなくてはいけません。

 

試験勉強の方法としては一般的に、大学の編入試験では英語が重要視されているといわれています。

 

どの大学も英語は試験科目としていますし、配点も高めな傾向にあります。

 

英語だけでなく、ドイツ語やフランス語などを外国語として選択できる場合もあります。

 

英語などの外国語に関しては、出題傾向も随分と大学により違うので注意が必要です。

 

専門科目については志望学部の基礎的な知識を問うものがほとんどですが、論文形式で回答する必要があることもあります。

 

過去問を何度も繰り返し、傾向と対策をしっかり行いましょう。

 

勉強だけなく、面接対策を怠らないことも重要です。

 

多くの大学では面接が実施されます。筆記試験が良くても面接でつまずいてしまっては大変です。

 

面接の中では専門知識を問うような口頭試問が行われることもあります。

 

試験勉強は筆記だけではなく面接についても万全の体制にしておきましょう。

 

 

編入後の注意点

 

試験に合格したら、三年次か二年次に編入した場合の編入後の注意点としては「忙しい」に尽きます。

 

というのも編入前の取得単位は持ち越せますが、ただ卒業までの期間で必要単位を取得するのとは違います。

 

特に三年次に編入した場合だと、必要単位を取得しなければいけない上に就職活動もしなくてはいけません。

 

また、新しい生活が始まるにあたり、生活に慣れるのにも時間がかかります。

 

大学に行き、就職活動をし、生活に慣れていくことを並行して行うのですから、時間がいくらあっても足りません。

 

休む暇がないほど編入後の生活は忙しくなるという覚悟を持てない方には編入はお勧めできないとも言えます。

 

 

最後に

 

大学で学べる事はとても多くあります。

 

ですが、学生生活を行う上で自分の目標が変わってしまい、現在の大学から他の大学で学ぶ必要が出てきた時、新たに大学入試からはじめて四年間の大学生活をする必要がないのは、編入という制度のおかげです。

 

今までの取得単位を無駄にすることもなく新たな目標に向かうことが出来ます。

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