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東京大学は日本国内で最高峰の大学ということはよく知られていますが、実際にどのような研究が行われているのかということは案外知られていないかもしれません。
そこでより本格的な研究を進めることが出来る大学院について少し見ていきましょう。
東京大学大学院にはさまざまな大学院研究科がありますが、そのなかに農学生命科学研究科というものがあります。
どの様な研究科?と疑問に感じる人も多いでしょうが、東京大学農学部における専門課程の一つです。
農学部のある弥生キャンパスは、一般的に知られる本郷キャンパスとは別の敷地にありますが、道を一本挟んだ向かいにあり陸橋でつながっています。
そして農学生命科学研究科と一口に言っても、その研究内容は多岐にわたっており多くの研究室が所属しているのです。
どんな研究室があるの?と更なる疑問を浮かべる人も多いでしょうが、大きく分けると12の専攻に分かれています。
生産・環境生物学専攻には、育種学・昆虫遺伝・作物学・園芸学・栽培学・植物分子遺伝学など他にも多くの研究室が存在します。
この専攻では、農業生産を支えるための専門的知識を学び、日本だけでなく世界の食糧問題や環境問題などに取り組んで研究を行っています。
応用生命化学専攻では、植物分子生理学・生物機能開発化学・生物有機化学・有機化学・分析化学・栄養化学など、こちらの専攻にもまだ多くの研究室があるのです。
応用生命化学はバイオサイエンスとも言われ、再生可能バイオエネルギーを作り出すための研究や食糧を増産するための技術開発・食の安全などについての研究が行われています。
森林科学専攻では、造林研究室や森林経理学・地域資源計画学などの研究室があり、森にまつわる様々な観点から研究が進められているのです。
陸地の3割は森林が占めていると言われており、その生態系は多様性に満ちています。
人が昔から森林に助けられて生きてきましたが、最近では森林破壊が進み人の生活を脅かす存在へと変わりつつあります。
そこで森林が持っている力を様々な方面から研究しているのが森林科学専攻となるのです。
獣医学専攻も農学生命科学研究科に属しています。
獣医解剖学・獣医生理学・獣医薬理学・住衛生学・獣医内科学・獣医外科学・実験動物・感染制御学など、他にも多くの研究室を有する専攻学科です。
動物の生命現象の解明や病気の解明だけでなく公衆衛生の向上などを掲げており、人と動物がより良い関係を築いていけるための研究が日々行われています。
東京大学大学院へは東京大学を卒業したからと言って入学できるわけではありません。
修士課程入学試験に合格しないと大学院へ進むことは出来ないのです。
ここで気になるのがどんな試験科目?ということではないでしょうか。
実は東京大学のホームページには入試情報が記載されており、そこから試験科目を調べることが可能です。
記載には入試に必要な科目だけでなく、出題範囲についても詳細が書かれています。
もちろん各専攻ごとに試験内容は異なりますから、各専門科目の出題範囲と共にキーワードが記されていたり参考となる文献が示されていたりするのです。
ただし開示されている情報だけでなく、志望する研究室に直接コンタクトを取り情報を収集することが必須ともされています。
なぜならば定員が何人か・本年度の受け入れはあるのかなど確認しなければならないことがたくさんあるからです。
東京大学大学院農学生命科学研究科に関してまとめてみると全部で12の専攻に分かれており、そこにいくつもの研究室が存在しています。
大学院に入学するためには修士課程入学試験に合格する必要があり、試験科目や内容については東京大学のホームページで確認することが出来るようになっています。
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