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大学に入学後、授業において高校時代とのギャップに驚いた人も多いのではないでしょうか?
高校までは体調不良の場合などを除き、全ての授業に出席するのが基本です。
しかし、大学では授業によっては、学生がきちんと授業に出席しているか確認しない先生もいます。
そして、成績評価の割合も「出席30%・試験70%」の授業もあれば、「試験100%」の授業もあります。
そのため、「授業に出席することが当たり前」という認識が薄れ、授業をサボる学生も少なくありません。
実際に、大学生を対象にしたあるアンケートでは、授業への出席率が90%以上の学生は全体の6割程度という結果が出ています。
授業をサボる理由としては、「朝が苦手だから起きられない」「出席をとらないから」「授業についていけないから出席したくない」など、様々のようです。
出席率以外にも、授業時の私語の多さに驚く人も少なくないようです。
大学の授業は100以上の席がある大教室で行われる場合もあります。
特に大教室での授業でよく見られるのが、「私語をしている人」です。
大教室だから多少話をしていても先生には聞こえないと思っていたり、難しい授業だから聞いていても分からない、そういった理由で私語をしている人が目立ちます。
先生が注意しても私語をやめなかったり、いちいち注意していると授業が進まないからあまり注意しない先生もいるという実態もあります。
「一緒に授業を受けている友人に分からないところを少し聞く」という程度であればそれほど周りに迷惑はかからないかもしれませんが、他の人が授業をちゃんと聞き取れなかったり、集中できないほどの私語は迷惑になります。
本気でその分野を学びに来ている学生もたくさんいます。
「日本の大学生は勉強しない」と言われていますが、全員がそういうわけではありませんし、それが当たり前ではありません。
他の人の迷惑になるような私語は慎みましょう。
では、他の人の迷惑にならない「居眠り」ならいいのかというと、もちろんそういうわけではありません。
先生によっては、授業中に「ここは試験に出ますよ」といった大事な情報や課題について説明をする場合もあります。
また、中には授業ではやっていないようなことを試験に出す先生もいますが、基本的には授業でやった内容が試験に出ることが多いです。
そのため、居眠りをしていて授業をきちんと聞いていないと、試験で大きな失敗をしてしまうこともあり得ます。
現在の日本の大学では、居眠りをしていても退出を命じられることはあまりありません。
しかし、外国の大学では授業態度が悪い学生は、たとえ居眠りであっても退出を命じられます。
そして、もちろんそれが成績評価に結びつきます。
日本の大学では先生の方も「うるさい生徒よりマシか」と思っている節もありますが、先生は研究や外部での活動の合間を縫って授業の準備をしています。
「他の人に迷惑をかけているわけじゃないから居眠りぐらいいいじゃないか」という意識は先生に対しても失礼であるということは覚えておきましょう。
それでは、飲食はどうなのでしょうか?
これは線引きが難しい部分はあるでしょう。
ただ、一般的には授業態度が良いとは言えないと思います。
飲み物については、禁止されていることはあまりないかと思います。
特に夏は熱中症の危険もありますし、大学の授業は1コマが90分以上の場合が多いので、のどが渇くのは仕方ないでしょう。
しかし、自分が教える立場だとしたら、食べ物を食べたり、ガムを噛みながら授業を受けている学生を見てどう思うでしょうか?
高校時代、みんな普通に食べ物を食べながら授業を受けていたでしょうか?
そう考えると、授業中に食べ物を食べるという行為も控えた方が良いでしょう。
お昼時はおなかがすいてしまうと思いますが、我慢しましょう。
「日本の大学生の授業態度は悪い」と言われています。
実際、授業態度は外国の大学生とは大きく違います。
もちろん、地域や大学によっても違いはあるでしょうが、アメリカの授業は大きな大学でも少人数のクラスが多いです。
そして、日本の大学のようにただ授業を受けているような受け身の姿勢ではなく、多くの学生が授業中に挙手をして質問したり、自分の考えを発信して議論が行われています。
そして、私語や居眠りをして授業を聞いていない学生は圧倒的に少ないです。
大学の成績が悪いと就職活動や大学院への進学に影響がある、アメリカは学費が高いので奨学金を得るためには良い成績を維持しなければいけないという事情が背景にあるようです。
また、日本よりも試験だけではなく出席や授業態度、課題や小テストが成績に大きく影響してくるという成績評価のシステムの違いもあります。
そのため、日本の大学生に比べて、能動的で真面目に授業に取り組んでいる学生が多いのです。
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