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学生のうちに取得しておくとメリットがある資格~MOS Excel編~

 

 

目次

はじめに

 

就職活動をするにあたり、資格を持っていないことを不安に思う人もいるかもしれません。

 

もちろん、資格は1つのアピールポイントになりますし、資格取得のために勉強したことが評価される場合もあるでしょう。

 

しかし、実際には新卒においては、資格を持っていないことがマイナスになることは基本的にありません。

 

日本の企業の新卒採用はポテンシャルを重視しており、スキルは入社後に身につけてもらうことを前提としているからです。

 

とはいえ、何か資格を持っておいた方が安心、1つでもいいから資格を持っておきたいと思う人もいるでしょう。

 

そんな人のために、持っていると入社後の業務に役立つ資格をご紹介していきたいと思います。

 

今回は、事務職への就職を考えている人にメリットがあるMicrosoft Office Specialist、通称:MOS(モス)のExcelについて見ていきましょう。

 

MOSとは?

 

MOSとは、Microsoft Office Specialistの略で、みなさんもご存じのExcel、Word、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスのスキルを証明する資格です。

 

これはマイクロソフト社公認の資格のため、世界的にスキルを証明することができます。

 

日本での主催団体はオデッセイコミュニケーションズで、日本の累計受験者数は470万人以上(2022年1月6日時点)となっています。

 

現在は、小学校でもパソコンの授業があるぐらいなので、すでにMOSに合格できるだけのスキルを持っている人もいると思いますが、そのスキルを客観的に証明できる資格とも言えるでしょう。

 

MOSには「スペシャリスト」と「エキスパート」にレベル分けされており、スペシャリストは一般レベル、エキスパートは上級レベルとなっています。

 

また、バージョンごとに新しい機能が追加されたり、改良されるため、バージョンごとに試験があります。

 

今回はいくつかあるMOSの中でも、Excel(スペシャリスト)についてご紹介いたします。

 

試験概要

 

Excelの主な機能を利用して、セルやセル範囲への書式設定・数式の作成・テーブル機能・グラフの作成や編集など、Excelの基本的な操作を理解している人を対象とした資格です。

 

関数でいうと、四則演算はもちろん、IF関数なども範囲となります。

 

※IF関数とは:

期末試験の点数の表の中から、60点以上の学生には「合格」、60点未満の学生には「不合格」と表示させるなど、条件を指定して「この場合はA、この場合はB」というように振り分ける関数

 

 

 

 

試験内容

 

試験時間

 

試験時間は50分となっています。

 

問題数

 

試験問題は5個~7個の「プロジェクト」があり、各プロジェクトに4個~7個の「タスク」という問題で構成されています。

 

つまり、明確に問題数が定められているわけではなく、毎回問題数が異なる形となっています。

 

タスク(問題)は各プロジェクトに複数ありますが、1問目を答えられないと次に進めないわけではないので、時間配分を見ながら、できる問題から進めると良いでしょう。

 

問題を飛ばしても、後で見直したり、解き直すこともできます。

 

出題形式

 

出題形式はCBT方式となっています。

 

CBT方式とは、問題がコンピュータに表示され、マウスやキーボードで回答していく形式のことを指します。

 

回答を選択するような形式ではなく、実際のExcelを操作していくような形になります。

 

合格率

 

正確な合格率は公式には発表されていませんが、合格率は70%~80%と言われています。

 

受験ごとに合格基準点は異なりますが、だいたい700点以上が合格となる場合が多いようです。

 

授業でExcelを使っているなど、普段からExcelを使い慣れている人は、特別に時間をかけて勉強しなくても合格できるため、難易度はそれほど高くはありません。

 

1から勉強しても、十分合格することができるレベルであると言えるでしょう。

 

就職におけるメリット

 

MOSは知名度は高いものの、難易度が高い資格ではないため、資格を持っていることで就職が有利になるかと言われれば、決してそうではありません。

 

しかし、資格そのものよりも、資格取得のための勉強の中で学んだことは就職してから役に立つことも多いです。

 

現代では、Excelは社会人として必要なスキルの1つではありますが、就職してからわざわざ1から丁寧に教えてくれる会社はほとんどないので、すでにスキルを持っていることを企業に証明できる材料になります。

 

事務職はもちろんのこと、営業職でも売り上げの管理や請求書の作成等にExcelを使用する場合もあるため、PR材料とまでは言えないかもしれませんが、取得したら履歴書に書いておいて損はない資格です。

 

合格を目指すには

 

スクールに通った方がいいの?

 

合格率の項目でもお伝えしたように、決して難しい資格ではありません。

 

知名度が高く受験者も多い資格なので、参考書や問題集、通信講座なども充実しています。

 

そのため、よほどパソコンが苦手ではない限りは、スクールに通わなくても十分合格できる資格です。

 

しかし、対面で教えてもらわないと不安という方は、パソコンスクールに通ってみると良いでしょう。

 

通わなくても合格を目指せる資格ではありますが、パソコンスクールに通うメリットもあります。

 

MOS合格のためのコースがあったり、実際のMOSの試験をそのパソコンスクールで受けられるところもあるのです。

 

いつも授業を受けている場所と同じ場所での受験は、他の会場で受けるよりも緊張感を軽減することができるでしょう。

 

どのように勉強すればいいの?

 

スクールに通わない場合の勉強方法としては、市販の参考書や問題集、通信講座での勉強がおすすめです。

 

市販の参考書には、MOSの模擬試験を解くことができるソフトが付属されているものがあり、本番と同じような環境で問題を解くことができます。

 

通信講座でも同様に模擬試験を解くことができ、動画で実際の操作の流れを確認できるサービスもあるようです。

 

自分のレベルが分からない方は、1度書店などで参考書などを見て、自分がどこまで知識があるか見てみると良いと思います。

 

参考書に載っている操作をある程度理解できるようであれば、独学でも十分合格を目指せるでしょう。

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