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大学生活も後半になってくると、自分の進路について考える機会が多くなってきます。
大学院に進むのか、就職するのか・・・。
特に理系の場合は、文系の学生に比べて大学院への進学率が高く、大学で学んだことを活かすには研究職が思い浮かぶ人も多いと思います。
しかし、大学で学んだことを活かせる仕事以外に、やりたい仕事がある人もいるでしょう。
では、理系でも研究職以外の、文系に人気の職業に就くことは可能なのでしょうか?
「理系」だということを活かせるアピールポイントなどを紹介していきたいと思いますので、就職活動の際に参考にしてみてください。
志望者に文系学生が多い職種の1つがサービス業や小売業です。
接客や販売、事務などは文系に人気ですが、「物を売る」「サービスを提供する」ということは、実は理系要素も大いに関係してくるのです。
文系出身の人で数字が苦手という人は少なくありません。
しかし、物を売る際には、当然ですがいろいろな数値を出して、それを比較検討する必要があります。
経理の仕事だけではなく、商品の企画をする仕事も、企画の初期段階から具体的な数値を求められることが多いです。
商品の値段を決めるにしても、原価計算や人件費などを含め、採算がとれるようにしなければいけません。
どれだけ売れる見込みがあるのかというのも、感覚ではなく、しっかりしたデータが求められるのです。
そんな環境下で、理系の数字の強さというのは、数字が苦手な人が多い会社にとっては強大な戦力となるでしょう。
どのような業界であれ、たいていは競合他社が存在します。
競合他社に自社が勝つための戦略を常に考えているのです。
単純に安くすれば良いというわけでもありませんし、時代の流れによって消費者が求めるものも変わってきます。
ただ数字を出すだけでは見えてこないものもそこにはあります。
そこで大事になってくるのが「分析力」なのです。
理系学生は日頃の勉強で、分析する能力が自然と身についている場合が多いです。
自社の強み・競合他社の強み・消費者のニーズを分析し、競合他社に勝つことができる商品を生み出したり、より効果的な宣伝方法を考えたりできるのです。
この分析力も理系学生の強みと言えるでしょう。
何かを企画するような仕事の場合、感覚的な言い回しの文章しかない企画書では、上層部はなかなかGOサインを出さないこともあります。
そこに確かな根拠がないからです。
理系科目で論文やレポートを書く時には、基本的に科学的根拠・数字的根拠がないと認められないと思います。
上層部が理系の人ではなかったとしても、莫大なお金がかかることに、その人自身の感覚だけでは、よっぽどその人を信頼していない限りは、そう簡単にはGOサインは出せません。
論理的思考の重要を実感することになるでしょう。
その点、理系学生は、学生時代から科学的・数学的根拠を基に考える習慣が身についているので、有利とも言えます。
例えば、経理の仕事は数字を扱いますが、文系でも就職できます。
ただ、業種や扱っている商品・サービスの種類にもよりますが、経理の仕事には「システム」が大きく関わってくる場合が多いです。
複雑な商品管理をしている場合は、いわゆる会計ソフトだけでは太刀打ちできないこともあるのです。
数字や計算だけではなく、システムそのものの構造を理解していないと正確に売上などを出せないこともあるので、
専門的な知識やシステムへの理解・対応力・応用力などが求められます。
特に新しいシステムを導入する場合などは、システムに対応できる人がいないと、正確に商品在庫や売上の管理ができなくなり、大変なことになってしまいます。
自社にとって使いやすいシステムの開発を求められても、理系の人にとっては簡単だということもあるかもしれません。
このように、文系に人気の職業でも、理系の要素が必要になってくる場面は多いです。
むしろ、理系の要素を求められることもあるでしょう。
しかし、多くの会社は、入社して最初は会社の理念や基本となる業務に沿った仕事を任されることが多いです。
サービス業であれば、いきなり数字を扱う仕事ではなく、まずは現場に立って接客することになると思います。
大学で学んだことを活かせていないと感じることもあるでしょう。
それでも、現場を知らない人に数字がどうのこうのと言われても、「説得力がない」と思う人もいるかもしれません。
文系理系問わず、最初から自分の理想の仕事ができることはなかなかないのが現状です。
それでも、自分が今まで学んできたことを活かせる場面はきっとくると思います。
今学んでいることをしっかり学ぶこと、それが将来につながってくるでしょう。
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