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地方の大学生活~アルバイト編~

 

前回のコラム、地方の大学生活~生活編~に引き続き、今日は特にアルバイトについて考えてみたいと思います。

 

目次

アルバイト先も限定的

 

大学に入って時間の余裕ができ、初めてアルバイトをする方も多いと思います。

 

都会には選べないほどの様々な職種のアルバイトがありますが、地方ではアルバイトにも限りがあります。

 

大学の数も都市に一つ、二つなどということも珍しくはないので、職場に同じ大学の学生が複数いることも珍しくはありません。

 

限られた仕事の中から選ぶことになるアルバイトですので、近所にあって通いやすい、何となく面白そう、友人がやっているなど特に深い想いはなく選ぶ場合がほとんどですが、意外とその後の人生に活きてくる貴重な経験になることも多いんです。

 

その後の仕事にも活きてくる

 

これば地方に限らず学生の頃に経験したアルバイト全般に言えることですが、就職活動や実際に就職した際に役立つ経験が得られる場でもあります。

 

例えばアルバイトで多い「販売」や「接客」ですが、これは卒業後ほとんどの企業で経験することになる「営業」に繋がりますね。

 

いきなり「営業」と聞くと、難しそう、辛そうというイメージを持つ方もいるかと思いますが、アルバイトで接客経験があると心理的なハードルはぐっと下がると思います。

 

接客が楽しく自分に向いていると思えば、就職の際の大きなアピールポイントにもなります。

 

良い事もたくさん経験できるアルバイトですが、仕事によっては売り上げ目標という名のノルマがあったり、実際にお金を扱う機会もあるかもしれません。

 

1円単位でミスが許されなかったり、接客であれば上司のクレーム対応など難しい場面を間近で見る機会もあるかもしれません。

 

そういった経験が積み重なって、自分はどんな仕事がしたいのか、向いていそうか、少しづつ自分なりの仕事観が身についていきます。

 

就活の時期が来て様々な進路を思い描くとき、アルバイトという自分だけのかけがえのない実体験が活きてくるのではないでしょうか。

 

またどんな職場にも上司や仕事を教えてくれる先輩がいて、長く働いていけば今度は自分が教える立場になっていきます。

 

ずっと年上の社員や主婦の方など様々な属性の人と関わる事ができるのはアルバイトならではの経験です。

 

この経験もその後どんな仕事に就いたとしても活きてくる経験ですね。

 

アルバイト先は第二の家族?

 

地方都市では街そのものがとてもコンパクトにできています。

 

行動範囲も限られるので、主に自宅と大学、あとはアルバイトが主な居場所になってきます。

 

初めての地方での生活に寂しさを感じているのは皆同じです。

 

大学以外の居場所を持つことで、地方での生活はずっと楽しくすることができます。

 

また同郷など、出身地が近かったりすると卒業後も続く友情が育まれることもあります。

 

自分に合ったアルバイト先と出会えれば、とても居心地のいい第二の家族のような存在になることもあるんです。

 

まとめ

 

学生の本分は勉強とも言われますが、若い頃に経験した仕事の記憶ってその後も鮮明に残っているものです。

 

なんとなく経験したアルバイトがその後の仕事や人生に活きてくる可能性は大いにあります。

 

地方では特に生活の中に占めるアルバイトの比率が高くなりがちですから、是非積極的に色々な人と関わって視野を広げて頂きたいです。

 

文系、理系だけでなく、学部ごとになんとなく学生のカラーも違ってきますが、アルバイト先で知り合う他大学や違う学部の学生から聞く話は聞いていてとても新鮮です。

 

当然ですが自分と違った専攻を選んいる時点で、異なった価値観や視点を持っている可能性があります。

 

アルバイトとはいえ仕事の進め方、物の考え方もそれぞれ違ってきます。

 

よく「視野を広げよう」「多様性を認めよう」などと言われますが、アルバイトって学生が最初に経験する実社会の縮図なんですね。

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