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ホームシックというのは、進学や就職などで住み慣れた土地から離れると、見慣れない風景や知っている人がいないために以前住んでいた場所に帰りたくて辛くなる感情を言います。
これは多くの経験を積むことで次第に解決していきますが、大学進学というまだそれほど多くの経験を積んでいない人ではホームシックになる可能性が高くなってくるでしょう。
大学生が陥るホームシックには一定の特徴があり、地元では活発な方で友達も多く、とても楽しい思い出しかないという人ほど陥りやすくなっています。
これは以前であれば知っている人が多くいて楽しい毎日を送っていたのが、別の場所に住みだしたために気軽に接することができる人がいないので常に距離を持った付き合い方しかできず、そこで虚しさを感じてしまうことが一つの原因です。
このような状態になると部屋で一人になった時などに何もすることがなく、以前の生活に戻りたいという気持ちが強くなってしまうことがあるので、まずは忙しくするようにして時間を持て余さないようにして下さい。
人間というのは何かやることがあって忙しく動いていれば嫌な思いは忘れるようにできているので、学業に励んでもいいしバイトを行ってもいいでしょう。
人間関係というのはそんなに簡単に構築できるものではないので、焦らずに新しい人間関係を作っていくようにしましょう。
また大学の中だけでなく、他の場所でも交友関係を構築していきましょう。
大学でも大勢の人がいるのでそれでもいいのですが、一定の年齢を重ねているのである程度は人の好き嫌いができていて、何も考えずに接してくれる子供時代とは付き合い方が変わってしまいます。
そこで関係がこじれると大学という狭い範囲だけに修復が難しくなります。
そのため学外の交流の場をみつけることが重要になってきます。学外の交流というのは学校という場で縛られる関係ではないので、大学以上に人間関係を作っていくことは難しくなります。
しかし学外で友人を作ることにもメリットがあります。
相手との距離感が大学よりも遠いので、気が合わないと気づいた時にその人と距離を取りやすくなります。
また様々な人と出会うことで、どのような人とならうまく接していけるのかが経験から分かるようになるので、これは大きな財産になってくるのは間違いありません。
そして誰でもいいので、気軽に電話やメールができる友人を一人でいいので見つけて下さい。自分が孤独ではないという実感を得られれば、それだけで辛さが少しずつ緩和されていきます。
その人にも当然に友人がいるので自分ばかりと接してはくれませんが、それでも話しかければ必ず返答してくれる人がいるというのは心強くなってきます。
後は時間が解決してくれる問題なので少しずつ自分の存在を広めていって認知してもらえれば、今度は向こうからも声をかけてくれるでしょう。
まとめとしては大学生が陥るホームシックは内向的な性格だからではなく、それまでの生活と正反対な状況になると起こりやすくなるので、どちらかといえば社交的で明るい性格の人ほどなりやすいということです。
子供の頃には何もしなくても自分が動けば周囲の人が集まってきてくれたのに、今は何をしても誰も近寄ってこないというジレンマを抱え、どうしてそうなってしまうのか理解できないのです。
人間関係というのは本来はそんなに簡単にできるものではないので、それを自覚して少しずつ相手の歩幅に自分を合わせていくという努力が大切になってきます。
同じ人間なのでいずれは自分をわかってくれる日がくるのですから、最初は焦らないことが肝心です。
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