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大学入学と共に、自宅を離れて一人暮らしを始めたという人も多いかと思います。
そして、そのうちのほとんどの人が初めての一人暮らしではないでしょうか。
一人暮らし用のアパートやマンションを借りる人が割合としては最も多いようですので、一人暮らしを始めるとともに日常生活の何から何まで自分で行わないといけないことの大変さを痛感しているかもしれませんね。
そのような日々の雑事に追われてついつい後回しになってしまいがちですが、賃貸アパートやマンションに住む際には、気をつけておかないと思いがけないトラブルに遭遇したり予定外の出費に驚いたりすることになりかねないことがいくつかあります。
ここでは、一人暮らしで賃貸住宅に住む時の注意点やアドバイスについて説明していきたいと思います。
実際に住んでいるのは学生であるあなた自身であっても、部屋を借りる契約は保護者の方が行われている場合がほとんどだと思います。
そのため、今住んでいる部屋の契約内容を知らない人もいるかもしれませんが、きちんと契約内容を確認、把握しておかないと、思いがけない出費に驚くことになるかもしれません。
その最たるものが、様々な契約の「更新料」です。
今回は、ついうっかり忘れがちな更新料についてみていきましょう。
まず、借りている部屋の賃貸借契約の更新についてです。
まれに、決まった年数が経つと契約が終了する「定期借家契約」で部屋を借りている、という場合がありますが、学生が下宿として借りているような部屋の賃貸借契約のほとんどは、決まった年数毎に契約更新が行われる「普通借家契約」で契約が締結されています。
しかし、この「契約更新」がなかなかのクセ者なのです。
多くの賃貸借契約の更新は2年毎に行われますので、4年間の大学生活の中で1度は更新が行われることになります。
そして、その際に契約更新料を支払わなければならないことがあります。
特に、東京などの関東圏での賃貸契約では、契約更新時に「契約更新料」として、1ヶ月分の賃料を支払わなければならない場合が多いのです。
つまり、契約更新が行われる月は、2ヵ月分の賃料を支払わなければならないということになります。
この契約更新については、部屋を借りる契約を締結する際に説明されているのですが、その際、2年も先のことになりますので、契約者自身(保護者の方々)も忘れていることがあります。
いきなり賃貸借契約の更新料の請求が届いてあわてることにならないよう、どのような契約内容になっているのか、賃貸借契約の更新料が必要なのかどうか、必要ならばいつ支払わないといけないのかについて、あらかじめ自分が住んでいる部屋の契約内容をしっかりと確認しておくと良いでしょう。
先に述べた「賃貸契約」の更新以外にも、住宅保険の更新、そして、もし賃料保証会社と契約をしているのならば、その契約の更新があることをご存知でしょうか。
住宅(火災)保険とは、住宅が火災や台風などの被害に遭った時に保険金が支払われる契約です。
賃貸契約で借主が加入している多くの場合、借りている人の過失で損害が発生した場合にも貸主への賠償金として保険金が支払われる契約になっています。
賃料保証契約とは、借主が家賃の支払いを滞納した場合、その金額を貸主に代位弁済してくれるという契約です。
一昔前までは連帯保証人をつけることが多かったのですが、現在、特に東京などの都市部においては、契約時に賃料保証会社との契約を必須とする場合が多いようです。
これらの住宅保険と賃料保証契約の更新は、もし賃貸借契約の更新が無い場合であっても、部屋を借りて住んでいる以上、決まった年数毎に行われます。
住宅保険と賃料保証契約との更新が行われると、それぞれを合わせて2~4万円程度の契約更新料の支払い義務が借主に生じます。
そこに、契約の更新が加わると、例えば、賃料が6万円の部屋を借りていたら、通常の家賃6万円以外に約10万円の費用がかかることになります。
いきなりこのような請求がきたら、ほとんど人は驚きますよね。
賃貸契約の内容と合わせて、住宅保険や賃料保証会社との契約についても、その内容を確認しておくようにしましょう。
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