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英米の大学の図書館事情

 

みなさん、普段はどんなところで勉強していますか?

 

自宅では集中できないので大学の図書館で勉強する、という人も多いことでしょう。

 

ただ、夏休みに入ると、大学図書館の中には休館期間を儲けているところも少なくありません。

 

そんな時は、公共図書館を利用したり、気分を変えてカフェに行って勉強したり…。

 

ところで、日本以外の大学生は図書館をどんな風に利用しているのでしょうか。

 

今日は少しだけ、アメリカとイギリスの図書館事情をのぞいてみましょう。

 

目次

アメリカの図書館

 

アメリカの公共図書館は、基本的に写真付きの身分証明書と住所が確認できる書類があればLibrary Card(図書館利用証)を発行してもらえます。

 

本やDVDの貸し出し、貴重な書籍の閲覧のほか、パソコンを無料で使用できたりしますので、学生が勉強するのに利用することもできます。

 

一方、アメリカの大学図書館は、その大学に在籍していることが利用の条件になります。

 

ただし、近隣の大学同士で提携を行なっている場合は、外部の大学生でも利用することができます。

 

利用の際には、Student Card(学生証)の提示を求められることが多いようです。

 

個室を利用して勉強

 

ほとんどのアメリカの大学図書館には、carrell(カレル)と呼ばれる個室があります。

 

Wi-Fiやモニター、ホワイトボードなどが設置され、「個人単位の閲覧室」といった仕様になっっています。

 

大学によっては「2人以上で使用可」といったルールが設けられており、グループワークを行なったり、家庭教師と2人で勉強したり、といったことに利用されているようです。

 

アメリカの大学生は、図書館やカフェテリアなどでも「2人で勉強する」人がとても多いそうで、これは、お互いに解き方のテクニックを教えあったり、自分が相手に教えることで理解が深まるといったメリットがあるから。

 

日本では、勉強は1人でじっくりと集中するもの、と考えられていますから、カレルを利用して複数で勉強するスタイルはとても新鮮です。

 

 

イギリスの図書館

 

イギリスの大学生も、やはり図書館で勉強する派が多いようです。

 

24時間オープンしている大学図書館も多く、夜中の2時、3時まで学生が勉強している風景も珍しくありません。

 

シャワー室のある図書館や、予約制の個室のある図書館もあるそうで、至れり尽くせりですね。

 

世界最大級の大英図書館

 

イギリス国立の大英図書館(The British Library)は1億5000万点以上の資料を所蔵する世界最大級の図書館。

 

世界各国の言語で書かれた書物や、紀元前の古書など、膨大なコレクションでも知られています。

 

大英図書館は研究図書館であるため、閲覧室は研究者しか利用できず、学部の学生は使用することができません。

 

しかし、大英図書館の2階にはカフェがあり、そこはパブリックスペースとして誰でも利用が可能。

 

また、カフェの周囲にデスクが設置されており、学生はそこに集まって勉強をしているそうです。

 

Free Wi-Fiもあるのでパソコンを持ち込んで、コーヒーを飲みながら朝から晩まで友達同士で集まって勉強している姿が見られるそうです。

 

まとめ

 

アメリカにしてもイギリスにしても、大学生は図書館を最大限利用して勉強をしています。

 

日本から留学した人に聞くと、「学生生活の3分の2は図書館にいた」そう。

 

朝起きてまず図書館に行って授業の予習をする→授業が終わったらまた図書館に戻る→夕食を済ませてからまた図書館に…という生活だったといいますから、本当に生活が図書館中心に回っていたようです。

 

アメリカもイギリスも、大学生は勉強漬けの毎日。

 

そのために図書館が大いに役に立っていることがわかります。

 

日本の大学生の皆さんも、大学の図書館や公共図書館を上手に利用してみてはいかがでしょうか。

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