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増える再受験!センター試験 3 教科で受験できる大学

 

 

目次

再受験者の勉強時間は限られている

 

近年、様々な事情で、大学に入学した後に別の大学を受験し直す「再受験」をする人が増えています。

 

再受験をする人の多くは、再受験を決めてから実際に試験を受けるまでの期間が現役の高校生より短いです。

 

そのため、勉強時間も限られています。

 

また、受験する学部そのものを変更する場合、高校時代には学んでいない科目を勉強する必要が出てくることもあります。

 

そうなると、さらに勉強時間は限られてくるでしょう。

 

そういった場合、受験科目を絞って勉強するというのも1つの手です。

 

そこで、今回はセンター試験を3教科で受験することができる大学を紹介します。

 

センター試験は選抜試験

 

センター試験は、1月中旬から下旬にかけて行われる、全国一律の大学受験の第一関門と言える試験です。

 

このセンター試験の成績により、国公立大学の受験する大学を決めるという流れになっており、センター試験はある意味では各大学が行う二次試験を受けることができる“選抜試験”という性質も有しています。

 

このセンター試験は、古文・漢文を含めた国語200点、英語200点(リスニングが必要な場合はさらに50点)、数学200点という主要3教科に加えて、社会(日本史、世界史、地理、公民等の科目の中から選択)で100点、理科(生物、物理、化学、地学等の科目の中から選択)で100点という配点がなされています。

 

そして2日間にかけて各科目の試験を受けるというものです。

 

社会や理科などの各科目で平均点にあまりに差が出てしまう場合(例えば物理が50点であるのに対し、生物が70点となっているなど、平均点に20点も差がある場合など)、物理で受験した人にとっては不利になるので平均点の調整を行うこともあります。

 

このセンター試験の配点については、一般的には上記の配点の5教科で採点するのが一般的な考え方です。

 

場合によっては社会で2科目を求めたり、理系の学科によっては理科を2科目求める大学などもありますが、この5教科で判断するのが通常です。

 

 

センター試験3教科で受験できる大学

 

しかし、大学によってはセンター試験の科目を3教科で受験できる大学もあります。

 

志望校をこの3教科で受験できる大学に絞り込むならば、他の2教科の勉強は必要ないので3教科の点数を上げることに重点的に時間を使うことができ、5教科を受験する受験生より有利な立場に立つことも可能となります。

 

この3教科で受験できる大学を見ていきましょう。

 

前期日程

 

まず前期日程の方から見ていきますと、例えば、北海道教育大学岩見沢校では国語、外国語に加えて、数学か社会(歴史か公民に限る)か理科で受験することが可能となっています。

 

その他にも、信州大学の人文学部などは外国語に加えて、国語か数学、さらに歴史公民か理科という選択肢で3教科で受験できます。

 

さらに、滋賀大学の経済学部では国語と外国語に加えて歴史公民か数学という3教科で受験することが可能となっています。

 

この3教科の組み合わせは各大学で異なるのですが、基本的には外国語(日本で教育を受けていたら英語となる人がほとんどでしょう)に加え、国語が基本的な選択科目となっており、文系の経済学部などにおいては歴史公民と数学が選択制で選べるという形になっているケースが多いです。

 

これらの大学を志望する場合は、まず外国語は重点的にセンター試験の過去問等を解いて点数を上げる訓練をしましょう。

 

そして、国語では漢文、古文という形が決まりきった構文などをおさえれば点が取れる分野で得点するとともに、現代文は設問と解答の選択肢の選び方などのテクニック的なものを学んでいくという戦略がとれます。

 

さらに、自分が数学が得意なのか歴史公民が得意なのかにより選択する科目を早めに決めておくと、勉強スケジュールが立てやすいでしょう。。

 

後期日程

 

次に後期日程を見ていきますと、意外に思うかもしれませんが、旧帝国大学に位置付けられる九州大学の理学部においては生物、地域惑星科学の分野においては数学2つ、理科2つに加え、外国語で受験することが可能となっています。

 

数学2つというのは数学ABで200点満点となっているように両方を受けてくださいというだけで、理科については理系であれば物理、化学といった自分の得意な分野で受験することが可能となります。

 

文系科目が苦手な方でも、外国語の単語や発音などの基礎知識と、長文の設問を読んでから問題文のラインがあるあたりを読むといったテクニックを使って、点数を取る訓練をするという戦略が見えてきます。

 

このように3教科で受けることが可能な大学は多数あるので、志望校選択の際に参考にしてみてください。

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