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基本的に大学受験というのは文系と理系の二種類にそれぞれ分かれています。
一般的には文系の場合においては英語と国語と社会が中心となり、理系の場合においては英語と数学と理科が中心になるということになります。
人によってそれぞれ得意な科目があるものですが、文系でも数学が得意な受験生もいます。
このような場合もあるため、文系であっても数学で受験できる大学や学部もあります。
文系の学部でも大学受験で数学という科目で受験することができるということは、数学が得意な文系の受験生にとってはメリットと言えるでしょう。
文系の大学や学部、特に私立大学などを受験する場合にいたっては、英語・国語・社会が中心となりますが、中には暗記などが苦手という受験生もいます。
数学が得意な受験生にとっては、覚えることの多い世界史・日本史・地理などの社会の科目で受験をすることよりも数学で受験をすることが有利となるので、合格の確率がアップすると考えられます。
受験生によってはそれぞれ得意な科目が異なるため、最近では大学受験の場合にはこの科目でなくてはならないというような大学や学部がほとんどなく、得意な科目を活かした受験ができるということで、文系でも数学が得意であるならばメリットになります。
文系で数学が得意であるということとは逆に苦手であるという場合には、世界史・日本史・地理などを受験科目として選択をするのが良いのですが、国公立大学などは文系であっても、特にセンター試験においては数学を必修科目としている場合がほとんどです。
高校生の時に文理選択をする際、特に明確な将来の目標や進学したい学部・学科などがない場合、「数学が苦手だから」という理由で文系に進んだ人も中にはいるでしょう。
数学が苦手な場合には、文系学生が数学を受験することはメリットではなくデメリットになるということも考えられるということです。
数学は「暗記すればなんとか点が取れる」というような科目でもないため、場合によっては受験において大きく不利な状況になってしまいます。
受験科目の中に数学が必修科目として含まれている場合には、それ相応の対策をしなければいけません。
文系を選択したからといって、数学とは完全に無関係になるかといったら、そういうわけでもないのです。
「数学が得意だから」と受験科目で数学を選択する場合も注意が必要です。
国公立大学受験におけるセンター試験のように、受験者全員が必ず選択しなければいけない場面での数学であれば、数学が苦手な他の受験生に大きく差をつけられるという意味でメリットになり得ます。
しかし、例えば二次試験で社会か数学を選択できる場面で数学を選択する場合は、他の数学を選択した受験生もみな数学が得意であるということを忘れてはいけません。
数学を選択する受験生は文系でも数学を得意とする学生が多いことから、試験問題もセンター試験よりもレベルの高い問題になっていることも多いです。
その中で、どれだけ点数が取れるかが合否を左右します。
「どちらかというと社会より数学の方が得意」という程度であれば、数学を選択する前に過去問などに目を通し、数学のレベルを確認した上で検討した方が良いでしょう。
文系の学部を受験する場合であっても数学を選択することは可能ですし、場合によっては有利になります。
しかし、まずは自分が受験する大学の受験方法を知り、自分が得意なことを活かすためにはどの科目を選択すれば良いのかをしっかり見極めましょう。
逆に、誰にでも苦手な科目はあると思うので、どこまで苦手な科目を克服できそうかということも踏まえて、選択する科目を決めてみてください。
大学に入学してからも、文系学部でも数学的要素が必要になってくる場合もあります。
また、社会に出てからも数字と向き合う機会は少なくありません。
文系であっても、苦手だからと数学を遠ざけるのではなく、うまく付き合っていく必要性もあるのです。
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