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大学受験において日本史という科目は社会の選択科目のひとつですが、特に難関私立大学などを受験する受験生にとっては1歩上の学習が必要になります。
マークシート式のセンター試験を利用する受験生にとっては、教科書をきちんと読み込むことや普段の日本史の授業をよく聞き予習や復習などを大切にしていれば、中間テストや期末テストなどにおいても高得点をとることができます。
しかし、難関私立大学の日本史は、教科書のレベルをはるかに超えているような難問も出題されます。
つまり、教科書のレベルを超えているような細かい知識についても詳しく深い学習が必要になるということです。
それは当然、大学入学後にも、特に日本史学科など歴史について学ぶ学科であればそれ相応の学習を要求されるということです。
難関私立大学などの日本史というのは暗記的な要素が強く、そのことについてどれだけ知っているかということがポイントになってきます。
まず参考書を中心に勉強をスタートしていく場合においては、日本史などの社会に定評のある出版社の参考書や予備校の先生方が書かれた参考書などで、細かい知識も習得していくかたちで学習を進めていくのが良いでしょう。
日本史は覚えたことがそのまま得点につながりやすい科目ではありますが、ただ暗記するだけではなかなか頭に入ってこないという人もいるでしょう。
歴史というのは、実は事件の1つ1つに関連性がある場合も少なくありません。
そのため、1つ1つを単独でただ覚えるというよりは、それぞれを関連づけて覚える方が覚えやすく、もし忘れてしまった場合も関連することを覚えていれば思い出しやすいでしょう。
また、日本の歴史を扱った小説やドラマなどを利用すれば楽しみながら覚えられるのではないでしょうか。
歴史を学ぶ学部ではなくても、日本史に興味がある人はどんどん学んでいってほしいと思います。
なぜなら、現在の日本の政治・経済や文化的な側面はこの数十年で形成されたものではなく、何千年もの歴史との因果関係によって成り立っています。
過去を理解することが今を理解することにもつながるのです。
こういうことが起きたという事実よりも、「なぜ」「その時に」「誰が」「そのようなことをしたのか」ということを理解することが重要なのです。
例えば、近年騒がれている北朝鮮のミサイル問題にしても、そこには日本とアメリカの関係の問題があります。
現在の日本とアメリカの関係というのは戦争で築き上げられたものです。
しかし、外国との関係の前に、まず国内で「争う」という概念が存在しなければ、戦争も起きなかったかもしれないわけです。
このように、原因を探っていけば、何千年も前にさかのぼることになるのです。
また、歴史を勉強するのは過去の失敗を学び、今に活かすという意味もあります。
なぜ失敗したのか、また逆に、こんな大変な事態が起きた時、過去の人はどのように乗り越えたのかということは、今の時代にも活かせるはずです。
近年、外国からの観光客が増えている日本。
2020年には東京オリンピックも開かれます。
そうなると、外国人に日本の建造物や歴史、習慣などについて尋ねられることもあるでしょう。
そんな時、「分からない」では困る場面も出てくるでしょう。
また、社会人になり、外国の企業などと関わる機会がある職に就いた時、日本のことについて聞かれることもあると思います。
いくら英語が堪能であっても、聞かれたことに答えられなければ、「自分の国のことも知らないのか」と悪印象を与えてしまう可能性もあります。
「試験のために日本史を勉強する」のではなく、「自分の国を知るために日本史を勉強する」という考え方で学べば、学ぶこともそれほど苦にはならないかもしれません。
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