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特に文系の場合は、大学受験では国語が必要になってきます。
その中でも、現代文という科目はもっとも配点が高い場合が多いです。
現代文という科目は他の大学受験の科目に比べた場合、暗記科目というような要素やイメージはないもので、覚えていくというよりは考えていくという論理的な思考が試されるものになります。
大学で文学を学ぶことがない人でも、この「論理的な思考」が必要になる場面は少なからず出てきます。
例えば、専門分野の論文や資料を読み、それを元に自分でも研究発表をしたり論文を書いたりする際、正確に文章を読み解き、自分の中で論理的に文章を組み立てることができなければ、きちんとした形での論文とは認められません。
その論理的な思考、論理的な文章の組み立てには、文章を正確に読み解く必要があります。
高校時代は国語の文章問題が苦手だったという方もいると思いますが、「文章を読み解く力」というのは社会に出ても必要な場面が出てくる可能性もありますし、身につけておいて損はありません。
そんな「文章を読み解く力」を身につけるには、現代文の参考書はとても便利だと言えるのです。
大学受験用の現代文の参考書には非常にたくさんの種類のものがありますが、大きく分けた場合には二種類の参考書があります。
まず、現代文にはどのような学習が必要なのかというと、
1つ目は、問題の解き方を詳しく解説されている参考書で問題の解き方を学習すること
2つ目は、ことばについての知識を習得していくことになります。
問題の解き方を学習することができる参考書というのは、現代文において論理的な思考を身につけられる参考書になります。
このような参考書というのは、問題自体よりも解説が詳しく書かれているということが特徴です。
解説が詳しいことや問題の部分に比べると分厚いということは、どうしてこのような解答に導くことができたのかというプロセスが詳しく書かれているということになります。
解説をじっくりと読むことで、どうしたらこのような解答にたどり着くことができるのか、つまり、どのように文章を読み解き、解釈したからこの解答が出てきたのかというプロセスが学習できるのです。
そのプロセスを理解することで、論理的な思考が身につくということにつながってきます。
このような解説が詳しく書かれている参考書の中では、特に予備校の先生方が書かれた種類のものがおすすめです。
予備校の出版物やその他の出版社においても、予備校の先生方が書かれた参考書は多くあり、それぞれのレベルなどに応じてあらゆる種類のものがあります。
理系で入試には国語が必要なく、しばらく現代文から離れていた人や普段読書などをすることもなく、すっかり活字離れしてしまっているなど苦手意識を持っている人も、初歩の初歩から学習できるという点においても、予備校の先生方が書かれた参考書は学習に有効です。
もうひとつ大切な現代文の学習にはことばの知識の習得というものがあり、これについてはなかなかピンとこない人もいるかもしれませんが、ことばの知識というのは文章を読み解いていく上でも非常に大切な知識となります。
ことばというのは、複数の意味を持つ場合があり、「この文章ではどのような意味で使われているのか」という点もしっかり理解することが重要になってきます。
ことばには独特なものも多く、それが理解できないと文章を読むことに抵抗を感じてしまうかもしれませんが、ことばの知識の習得をしていくことは、読解力を身につけることにもつながるのです。
このような独特なことばの学習のための参考書というのは、問題の解き方を解説している参考書とは別に存在します。
それが、ことばが本来はどのようなものとして使用がされているものなのかということが解説されている現代文の単語集です。
古文や英語などの科目に単語集があるということはよく知られていますが、現代文という科目にも単語集の参考書が存在することを知らない人も多いのではないでしょうか。
大学では文学系の学科ではない限り、文章を読み解く力を教えてくれることはほとんどありません。
この機会に、現代文の参考書を利用しながら、文章を読み解く力を育ててみてください。
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