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大学編入試験では、多くの場合、面接が行われます。
主に、事前に提出している志望理由書の内容に基づいた質問がなされます。
今回は、編入試験の面接対策についてまとめてみたいと思います。
編入試験だからといって特別なマナーがあるわけではありません。
むしろ、一般的な面接のマナーをきちんと身につけておくことが必要です。
何か1冊、面接のマナーについて書かれた本を事前に読んで内容を確認しておきましょう。
具体的には、最初にドアをノックするときのやり方、お辞儀の仕方、椅子の座り方、受け答えの仕方、部屋を退出するやり方、などです。
また、面接にはどんな服装で行くべきかというのはよく聞かれるところですが、ごく普通の紺などダークカラーのスーツであればいいと思います。
ヨレヨレだったり、汚れていたりするのは論外ですので、事前にきちんとクリーニングに出すなりして清潔な身なりを心がけてください。
また、スーツの場合、靴もスニーカーなどではなく、合わせて革靴を履くようにしましょう。
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さて、大体の大学編入試験の面接では、以下の3つの内容について聞かれることが多いようです。
この大学・学部・学科で何を学びたいか
もっとも基本的な質問で、志望動機に当たります。
また、自分がその大学で何を勉強するのかを説明することで、面接官にその大学・学部・学科のことを理解しているという印象を持ってもらうことができます。
事前に志望する大学の教育理念やシステム、学部・学科で具体的にどんなことが教えられているのか、といった内容について、大学のホームページなどで調べておきましょう。
オープンキャンパスに参加して情報収集するのも良い方法です。
志望する研究室とそこで研究したいテーマ
もっとも重要な内容です。
大学側としては、わざわざ編入試験をしてまで3年次に学生を入学させようとするのは、その大学で行われている研究にとって必要な人材を確保したいという思いがあるからです。
ですから、この研究室でこのテーマについて学びたい、という明確な意志を持った学生であれば、大学としては積極的に取りたいはずです。
事前にその学部・学科にはどういう研究室があるのかを調べておき、自分が所属したいと思う研究室と研究テーマを考えておきましょう。
その際、実際に所属できるかどうかはあまり考える必要はありません。
なぜなら、研究室を選ぶのは4年生になってからなので、その時に改めて考える時間があるからです。
「この研究室に所属したい」「この研究テーマに興味がある」「自分はこういうことをやりたい」ということを順序よく、具体的に挙げるということが重要です。
なぜ今いる大学ではだめなのか
これは、現在、他の4年生大学に在籍している人への質問ですが、なかなか答えにくい質問でもあります。
「本当に今いる大学ではその勉強はできないのか」と問われると、「絶対にできない」とは言い難いもの。
ですから、志望する大学が強い分野をあらかじめ調べておいて「今いる大学では十分な研究ができないから」と言うか、あるいは、「高校時代に興味があったものとは違った分野について研究したくなったから」といった答え方がよいのではないでしょうか。
編入試験の面接には、①この大学・学部・学科で何を学びたいか、②志望する研究室とそこで研究したいテーマ、③今いる大学ではだめな理由、の3点を明確にして臨めば、大抵の質問にはうまく答えられることができるでしょう。
何より、その大学で学びたいという熱意と学ぶ理由を明確にし、大学側に育てたい学生だと感じてもらうことが大切です。
ところで、ひとつ注意点。
「筆記試験はできましたか」という質問がきたら、正直に答えるようにしましょう。
例えば、5割ぐらいしかできていないと思っているのに8割できた、などと水増しするのはやめておいたほうが無難です。
試験官は筆記試験の点数はわかっているのですから、自分のことを客観的に見られない人、と思われかねません。
下手な小細工は弄さずあくまでも正直に、自分の現状と、将来への熱意と目標をきちんと答えるのが面接突破への道だと考えて臨んでください。
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