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推薦入試やAO入試で合格したため、高校ではあまり真面目に数学に取り組まなかった。
入試には数学は必要なかったのに、入学してから授業で数学が出てきた。
特に文系の大学生から、そのような声を耳にすることは少なくありません。
高校生に戻って数学をやり直すことはできませんが、1度基本に立ち返り、どのように数学を勉強すればいいのか見ていきましょう。
数学という教科はどれぐらいの量の問題を解いたかで実力を付けることができる教科で、鉛筆と紙の量がそのまま成績アップにつながるようなものです。
とくに理系の難関大学や難関学部の場合においては、数学が大学受験のポイントとなることが多く、数学を得意にすることで合格に近づくことができるということも言えます。
また、文系においても、国立大学の大学受験をする受験生にとってはセンター試験や二次試験が必修科目となる大学もあるため、数学を得意にしておくことでほかの受験生よりも一歩リードすることができるようになるのです。
数学という科目はひらめきなどで解く教科ではなく、たくさんの解法のパターンを解くことで実力を身に付けることができる教科です。
そのため、社会の教科のように覚えたことがそのまま即答できるというものではありませんが、たくさんの問題を解くことで、様々な解法パターンを学び、あらゆる問題に対応していくことができる教科です。
特に女子学生で数学が苦手という人は多いのですが、じっくり時間をかけ、問題と向き合うことで、苦手意識を減らすことができるようになります。
まずは、全ての基礎となる、基本的な問題を解くことができるようにならなければなりません。
最初にクリアしなければならないのは、教科書に載っている問題や教科書と併用している問題集の問題を完全に解けるようになることです。
算数で例えるならば、
1+1=2というような基礎の基礎から始まり、
34+13=47というように2桁の計算になり、
ひき算、かけ算、わり算、
そしてそれを応用した方程式・・・というように、段階をきちんと踏んで理解することが大切です。
基礎を理解できていないのに無理に問題を解こうとするのではなく、きちんと理解できてから次に進む必要があります。
入門レベルの問題集や参考書もたくさん売られています。
「何が分からないかも分からない」という人も、入門の段階でも問題をたくさんこなしていくことが大切です。
数学の問題集には入門から応用や発展などのようにレベル別に分かれており、だんだんレベルアップしていく同じシリーズの問題集もあるので、違うシリーズの問題集に手をつけるよりはそちらの方が理解しやすいかもしれません。
また、過去問の問題を解くことも非常に大切なことになります。
過去に出題された問題を解くことができるようになれば、出題の傾向を知ることができるようになり、傾向に合わせた勉強ができるようになります。
そうすれば、やみくもに勉強するよりも効率よく試験勉強もできるはずです。
過去問は大学で閲覧できる場合もありますし、同じ学部学科の先輩から入手することもできますので、ある程度基礎が理解できたら、過去問を中心に対策していくという方法も良いでしょう。
高校までの数学の教科書はイラストがついていたり、カラフルで分かりやすく簡潔に書かれているものが多いですが、大学で使用するような教科書は一色で、活字ばかりというものも少なくありません。
また、練習問題よりも理論ばかりが書かれているものもあります。
もちろん、用語を理解したり公式を覚えることも大切ですが、実際に数字を使い、問題を解いていかなければなかなか理解しにくい側面もあると思います。
数学は、必ず答えがあり、法則に従って解いていくと必ず解けるようになっています。
分かりやすい解説が載っている問題集等を利用しながら1つ1つ理解していけば、怖がる必要はないのです。
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