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どんなレポートでも、必ず参考文献をつける必要があります。
その際、書き方には統一したルールを用いる必要があります。
これを「書式」といいます。
「書式」は、そのレポートを提出する科目や大学になどによって様々なので、事前にどのような書式を用いるのか調べておく必要があります。
例えば、それまでに提出されている先輩のレポートを何か一つ入手し、そこで用いられている書式のスタイルをそのまま用いるなども良い方法です。
大切なことは、一つのレポートの中では必ず書式を統一するということです。
例えば章によって、あるいは本文と参考文献とで書式が変わってしまうことは、絶対に避けなければなりません。
そのように統一されていない書式で書かれたレポートは何よりも読みにくいですし、書式がきちんと統一されていなければ内容以前にレポートが再提出になる、というケースもありますので、書式を統一することは何よりも大切なルールだと覚えておいてください。
レポートの本文に他の資料から文章を引用する場合は、「」をつけたり段落を変えたりして、それが引用であることを明確に示す必要があります。
その際、ページごとに脚注のかたちで、あるいは章末にまとめた注として、引用元を記載します。
例えば論文ならば、著者、論文のタイトルと収録されている書籍(または論文集、学会誌など)のタイトル、書籍の発行年と出版社、その論文が掲載されているページについて記載します。
単行本であれば、書籍のタイトル、発行年と出版社、引用した箇所のページについて記載します。
これは、どこまでが書き手のオリジナルの文章で、どこからが他者が書いた資料から引用した文章なのかを明確にするためにとても重要なことです。
ここをおろそかにすると「剽窃」や「盗用」の疑いをかけられても仕方がありませんし、逆に自分の文章が「剽窃」や「盗用」でないことを立証するためにも、くれぐれも引用はきちんとわかるように書くようにしましょう。
そして、レポートの最後には、本文で引用したり言及したりした資料、またレポートを書くに当たって参考にした資料について、「参考文献」としてまとめて記載します。
これは、レポートを読む人が、レポート内に登場するデータや引用してある資料について、直接当たることができるようにするためです。
例えば、現在では否定されているような古い学説を引用したりしていれば、論拠に説得力がないという評価を下すことができます。
このように、参考文献をきちんと明示することは、レポート全体の評価にも関わってくる重要なことなのです。
参考文献の書式は、本文の注で用いた書式と統一するようにしてください。
具体的な書き方は、例えば参考にした書籍の書式をそのまま用いる、過去に大学に提出されたレポートや論文の中で自分と同じテーマのものに用いられた書式を用いる、など様々な方法がありますので、大学や授業に合ったやり方を選んでください。
また、ネットには「参考文献の書き方」を解説したサイトもありますので参考にしてみてもよいでしょう。
不安であれば、先輩や担当の先生にたずねてみてはいかがでしょうか。
最近では、レポートを書く際に、紙の本だけでなくネットのウェブサイトなどを参考にすることも増えています。
そのような場合にも、参照したサイトをきちんと参考文献に掲載する必要があります。
重要なのは、参考になった資料やサイトがどんなものなのか、具体的にわかるように書かれていること。
そして、ひとつのレポートの中で書式が統一されていることです。
参考文献の書き方がいい加減だとレポートの評価に大きく影響するということを十分肝に命じて、レポートの執筆に臨んでください。
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