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理系女子大学生の皆さん、学生生活をエンジョイしていますか。
最近では「リケジョ」ともてはやされることも多い理系女子学生ですが、色々苦労もあるかと思います。
でもここでもう一度、リケジョだからこそ味わえる大学生活の醍醐味と、そして同じくリケジョの進路について考えてみましょう。
理系女子が大学生活で得ることのできる最も大きなメリットは、最先端の学問に触れることで知識を身につけることができるということだと思います。
大学の理系科目は、そのジャンルでもトップをいく先生方が担当していることもしばしばです。
最先端の研究成果や学説などをそのジャンルのスペシャリストに教わることができるというのは、理系大学生ならではのメリット。
また、学生実験を通して必要な知識やスキルを身につけることもできます。
もちろんこうしたメリットは、女子だけのものではありませんが、もともと女子の人数が少ないので、先輩や先生方から気にしてもらえることも(ただし、いいことも悪いことも目立ってしまうのでそこは十分に注意しましょう!)。
また、大学生の人気アルバイトといえば、塾講師や家庭教師が挙げられますが、数学や物理、化学といった理系科目は先生の需要が大変たくさんあります。
そして、女子生徒の家庭では「女性の先生を」という要望が多いのも確かなので、リケジョは文系学生や男子学生に比べてメリットがあるといえそうです。
理系は就職に強い、というのはよく言われることです。
特に最近では、企業の中に、女性を積極的に採用していこうという動きが広がっているところなので、「理系」で「女子」であるというリケジョは、就職活動において大きな強みになると考えられます。
学生の間に企業で業務を体験させてもらうインターンシップ制度には、ぜひ積極的に参加してください。
理系の就職先といえば、メーカーや研究所、製薬会社、土木・建築系などがありますが、こうした会社は女性社員が少ないところが多く、特にこれから女性を増やそうとしているところであれば、女子学生のインターンシップは大いに歓迎されるはずです。
中には、インターンシップからそのまま内定につながった、というケースも。
また、理系の就職先は理系分野だけにとどまりません。
最近では、文系イメージの強い会社や職種でも理系女子に門戸を開くところが増えています。
専攻にこだわらず様々な業界・会社で活躍する女性の先輩にならって、どんどんチャレンジしてほしいところです。
2016年に女性活躍推進法という法律が施行され、女性の活躍を国が後押ししようという姿勢が打ち出されました。
それに伴い、企業も女性が働きやすい環境や制度を整備して、もっと女性に活躍してもらおうという取り組みを始めています。
例えば、女性が子育てをしながらも正社員として働けるように、時短勤務や在宅勤務が選べるようにしている企業があります。
また、女性だけに家事育児の負担を押し付けるのではなく、男性も共に家事や育児に参加するために、「ワークライフバランス」の考え方も浸透しつつあります。
これは、「育児や介護、趣味や余暇、地域活動といった仕事以外の私生活と仕事とのバランスをとる」という考え方で、昭和時代の猛烈社員のような、人生を全て会社に捧げるような働き方は、今では時代遅れになりつつあります。
男女ともにより働きやすい環境へと社会全体がシフトする中で、理系女子学生も、自分の専門性や特性を活かした進路を見つけやすくなっているといえそうです。
大学全体から見れば、まだまだ人数の少ない理系女子学生。
しかし、社会は確実にリケジョの力を必要とする方向に進んできています。
学生時代にしっかりと知識とスキルを身につけ、自分自身を社会で活かすことのできる進路を進んでいってほしいと思います。
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