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東京大学大学院工学系研究科は明治政府成立以後の近代日本の誕生に工学研究の視点から関与を続け、各種の工業の成立と発展に重要な役割を担ってきました。
戦前戦後の時代の激動期のなかにあって、戦争の瓦礫にまみれる期間も経過しつつ常に日本の将来の経済的発展と公共の利益の増進のために情報発信を続けてきた歴史を持っています。
とりわけ奇蹟にも例えられる戦後復興の中心にあったと言っても過言ではないのです。
経済活動が多国間化が進行し、国際的な人的物的交流がますます活発になっている今日、地球規模での国際的解決が喫緊の課題となっています。
先進国と途上国との間にあっても解決すべき諸問題はますますダイナミズムな性質を帯びており、さらなるブレイクスルーを達成できる人材が世界を見回しても不足しているのです。
そこで東京大学大学院工学系研究科では、将来の日本を含めた世界の維持発展を担う人材育成の為に、自由闊達な議論できる環境のもとで研究に取り組み、その成果を多方面で活用できるように、18に上る研究科を設置し将来の研究者や技術開発者の研究と人材育成に取り組んでいます。
具体的にどの様な研究科?があるのかと問われれば、大きく分けて4つのグループに分類することが出来るのです。
建築や都市工学などの土木分野・精密機械や宇宙工学などの機械工学、物理や原子力工学、最先端の生命科学やバイオエンジニアリングなどの生命工学、と言った様に社会の基盤から将来の発展を支える新機軸の工学技術開発など多彩な分野に及んでいます。
このように研究分野はバラエティに富んでいますが、どんな研究室があるの?かも関心の高い疑問点でしょう。
そこで幾つかの研究室をピックアップしながら、専攻する研究室の選定などに役立ててください。
例えばマテリアル工学専攻では全ての工学につながり、将来の二酸化炭素排出量削減技術の核となる新素材の研究が行われています。
全地球規模で人類が直面している諸問題の解決にもつながりうる研究分野と言えるでしょう。
また先端学際工学専攻も日本の最高学府東京大学大学院ならではの研究室と言えるのです。
各分野で専門的研究が深まるなかで、その成果が別の分野での問題解決につながることは珍しくなく、時にはエポックメイキングをもたらします。
しかし各分野の研究成果を俯瞰してマッチングを行う人材は充足しているとは言えません。
そこで学問の専門分野の枠を超えて、広い視野を持ってリーダーシップの取れる人材の育成の為に、先端学際工学専攻は設置されているわけです。
東京大学大学院工学系研究科には、多数の付属施設や機構も備えており、例えば総合研究機構は大学院での研究成果を産業分野での実用の為にコーディネートを図るなど、研究と実用需要へのマッチングなどにも積極的に評価出来るのです。
18もの研究教室を有する東京大学大学院工学系研究科ですが、これまでの研究をさらに発展させるべく魅力的な専攻に入学希望の方も多くいらっしゃいます。
そこで気になるのが入学選抜方法ですが、外国人留学生を対象にした特別入試は別にして、普通の学生等は一般入試を受けることになります。
試験は筆記試験と面接試験からなっています。
どんな試験科目?も気になるところですが、試験科目は数学・物理学・化学の一般教育科目がベースになるのです。
これに専攻によっては独自の試験科目の受験が必要な場合もあります。
東京大学大学院工学系研究科についてまとめますと、過去にもそうであったようにこれから先の将来の発展の為にも偉大なブレイクスルーを期待できる日本の最高学府にふさわしい専攻コースが用意されています。
これまでの研究の成果をさらに発展伸長できる教室にめぐり合い、将来を担う立派な研究者を目指して下さい。
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