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勉強に部活、サークルなど大学生の生活はなかなか忙しいものです。
しかし、「芸術の秋」を迎え、世間では様々な展覧会が話題になっています。
この秋、美術館デビューしたいなあと思っている方もいるのではないでしょうか。
大学生ならば学割が効きますし、時間割によっては比較的空いている平日に美術館に行くことも可能。
大学生のうちにできるだけたくさんの美術館や展覧会に行っておけば、話題も広がり、その後の人生がグッと豊かになることでしょう。
また、芸術の教養をつけておくことは、将来社会人になった時、きっと役に立つはずです。
「美術館に行ってみたいけれど、絵とか全然わからないし、ちょっと敷居が高い」と思っている方は多いかもしれません。
でも、大丈夫。
美術館とは、リラックスしてのんびりと時間を過ごすことのできる場所なんです。
「絵や彫刻など、美術作品について学ぼう」と肩肘張らず、まずは気軽に楽しむ気持ちで足を運んでみて下さい。
そのためには、出かけた先で近くにある美術館に入ってみる、という方法がオススメです。
もちろん、事前にインターネットなどで情報を集めてから行くのもいいのですが、「どんな絵をいいと思うのか」は人によって違うもの。
誰かがいいと思った絵を、必ずしもあなたが気にいるとは限りません。
それに、情報を集めてから行くと、どうしても「これだけ調べて来たんだから何かを得て帰らなければ」という堅苦しい気持ちになりがちです。
まずは、ショッピングやお茶をしたついでに、何気ない時間を利用して近くにある美術館に行ってみてはいかがでしょうか。
そこで出会った絵をとても気にいるかもしれませんし、そうでなくても、美術館に設置された椅子にのんびり座って、来ている人を眺めるだけでもリラックスした時間が過ごせますよ。
さて、美術館に着いたらどうすればいいでしょうか。
美術館は、規模にもよりますが、大抵はかなりのスペースを歩いて回ることになります。
その際、大きな荷物を持っていると他の人の邪魔になりますし、何より自分が疲れてしまいます。
大抵の美術館では、入り口付近にロッカーが設置されていますので、貴重品以外の荷物はロッカーに預けてしまいましょう。
身軽になって、自由にスペースを歩き回る。
これぞ、美術館を楽しむ秘訣です。
それから、途中にトイレがない場合もありますので、まずは最初にトイレを済ませてから鑑賞を始めるのも忘れないでください。
もちろん、どの絵をどんな風に鑑賞しようと、それは個人の自由です。
ここでは、ちょっとした楽しみ方をお伝えしましょう。
例えば、風景や人物、動物、静物などが描かれている作品なら、まずは「何が(誰が)描かれているのか」をよく観察します。
絵にはタイトルや素材が記されたプレートがついていますから、それを見て、「なるほど、この画家の目にはリンゴがこんな風に映っていたんだな」と思うのも楽しいもの。
また、人物であれば画家のモデルへの思いを想像しながら見るのもいいでしょう。
抽象画であれば、一目見ただけでは「何が描かれているのか」まったくわからない、ということも。
そんな時は、タイトルを見ないで思う存分想像して見ましょう。
そのあとでタイトルを見て答え合わせをすると、思いもよらないテーマがわかって驚いたり、ワクワクしたりすることでしょう。
それから、一通り見終わったら、印象に残った作品だけもう一度ゆっくり鑑賞してみてください。
なぜ自分がその絵に惹かれたのか、その絵のどこが素敵なのか、そんなことを考えながらじっくり鑑賞することで、あなたの心に絵画は大きな印象を残してくれるに違いありません。
もし、これからも美術館通いをしたいな、と思ったら、その時役に立つのは、美術館に置いてあるチラシです。
次に開催される展覧会の案内や、近隣の美術館で開催されている展覧会のチラシが置いてあったりしますので、是非持って帰ってじっくり検討してみてください。
それから、展覧会によっては、開催期間中に展示品が一部入れ替わるというものもあります。
そうしたものは、是非、入れ替わった後でもう一度足を運んで下さい。
また一般的に、人気の展覧会は開催期間が終わりに近づくほど混雑する傾向があります。
お目当ての展覧会は、始まったらなるべく早い時期に行くのが、ゆっくりと鑑賞できるコツと言えます。
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