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大学の卒論を製作するにあたって絶対に目にするであろうものが参考文献です。
今回は参考文献の探し方について考えます。
どんな卒論を製作する場合でも、参考文献は必ず必要になるはずです。
参考文献なしで卒論を製作することはあり得ません。
例えば卒論のために研究室でひとつのテーマを元に研究する、つまり卒業研究を行う場合、どのような実験方法を用いたかについて卒論には記載する必要があります。
教科書に載るような一般的に確立された実験であれば、特に何か別の文献を参考にするということはないでしょう。
しかし、自分が初めて試験系を組んで行う場合などは、何を根拠にしたのか、元になる資料、つまり参考文献が必要となります。
何の根拠もなしに当てずっぽうで試験するなんてことはあり得ないでしょうし、それを証明するためにも、参考文献が必要です。
また一般的でない試験方法を用いる場合でも、その試験方法が何に記載されているかを記載しないことには、本当に正確な実験が行われているのかが分かりません。
試験を行うまでの過程や、試験結果の評価方法、卒論製作する際に必要となった情報をどこから手に入れたのかを記載する必要があります。
そうしなければ卒論の信用度、正確性、信憑性が不確かなものとなってしまいます。
参考文献を記載することで、その卒論が正しい内容であることを裏付けることになるのです。
次に、肝心の参考文献となる資料の探し方です。
一番効率が良いのは、先輩の論文を参考にすることです。
同じ研究室やゼミの中であれば、先輩の研究テーマを引き継いで卒業研究をする場合もあります。
そのような時は、やはりその先輩の論文の中に記載がある参考文献が、自分の卒論にとっても参考文献になることが非常に多いです。
また、その参考文献に記載されている参考文献も、場合によっては資料となる可能性があります。
先輩の研究テーマを引き継がず、一から自分で研究する場合も当然あります。
そのような場合は、まず、似たような研究内容の論文を探すことが有効です。
同じ研究室、学科、あるいは学部内であれば似たようなテーマで論文が過去に書かれている可能性はあります。
同じ大学内の卒業論文であれば比較的探しやすいものです。
先輩の研究テーマを引き継ぐ場合より一段階手間はかかりますが、似たような研究テーマの論文を探すこと自体がまた勉強になり、知識を深めることが出来ます。
そうやって論文を探していくと、何度も参考文献として登場してくる資料が出てくることもあると思います。
その資料はおそらく自分の研究テーマにかなり有益な内容となるはずです。
見つけたらラッキーと思い一読してみるのもいいでしょう。
その資料に載っている参考文献もまた利用できる可能性があります。
参考文献を探す際には、闇雲にキーワードから検索したり、図書館の分野別に並んだ棚から選ぶのではなく、利用できるものは最大限利用します。
卒論製作はかなり限られた時間で行う必要があります。
研究テーマによっては、研究が途中であっても、期限までにはある程度の成果をまとめて報告する必要も出てくるでしょう。
何年もかけて最終成果を見越した研究内容などは、何人もの人が引き継ぎながら研究を進めます。
実はほとんどの研究や社会の仕事は一年たらずで結果が出るようなことはほぼなく、何年も時間をかけて取り組むことばかりです。
そのような場合、結果が出た時に本当に正しい方法、手順操作、評価が行われているかが非常に重要となります。
何か間違えていれば何年もの努力が無駄になってしまうこともあるのです。
例えば、何年も研究を重ねたて発表された企業の製品が、製作途中に不具合が生じたことが後から判明した場合、製品回収問題にまで発展し兼ねません。
卒論における参考文献も同じことです。
参考文献は、自分が出した研究結果が正しいことを証明するために必ず必要なのです。
効率よく正しい参考文献を探すことが大切です。
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