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英語学習のポイントとしてまず挙げられるのは、つまらないとか苦痛だとかいったようなマイナスの気持ちを、どのようにして排除すれば良いのかを考えるということです。
英語の教科書や文法の本などをすべて暗記しようと、何度も繰り返して黙読したり、声に出して読んでみたりする人は少なくないかもしれません。
そういったやり方で効果を上げることができたり、苦痛だと感じないような人ならそれでいいのですが、苦痛だと思うようならやり方を変えてみることが肝心です。
いくら辛い思いに耐えながら勉強を続けても、なかなか頭に入らないことに心が疲れて行ってしまい、英語を勉強しようという意欲を失ってしまう恐れもあるのです。
そうならないように、楽しみながら英語を学ぶやり方も取り入れてみると良いでしょう。
例えばハリウッド製の娯楽映画のように、自分が興味を持てる英語圏の映画を英語音声と英語字幕で見て頭に入れ、その後に字幕なしで見てから、後で字幕付きで見返してどれだけ意味が伝わっていたかを試すといったように、自分の趣味に関連付けるというやり方が考えられます。
次に挙げられる英語学習のポイントとしては、いつも自分一人で勉強するのではなく、時には複数人で勉強すると効果的だということです。
例えば学校の親しい友達と何人かのグループを作って、その人たちと一緒に勉強するといったようにです。
自分一人だけで勉強を続けていると、集中できるというメリットがあることは確かなのですが、英語という教科においては、単に知識をそのまま記憶しようとするだけでは大きな上達は期待出来ません。
英語学習の大きな目標は、英語圏の人達とコミュニケーションが取れるようになることなので、誰かと英語で会話するという勉強法を取り入れるのが効果的だと言えます。
また、自分が理解できないことについて他人に質問したり、逆に他人からの質問に答えたりすることによって、英語に対する理解がより深まって行く行くことも期待できます。
その場合に、自分とそれほど英語力に差がない友達と一緒なら、劣等感を覚えずに楽しく勉強することができるはずです。
英語学習のポイントとしては、図書館などの静かで勉強の邪魔をするものが少ない場所で集中して勉強すると、記憶に関する勉強がはかどる場合が多いというものも考えられます。
このことは、上で挙げたポイントと矛盾するようではありますが、決してそうではありません。
英語を学ぶためには単語や文法など、しっかりと覚えておくべきことがあることもまた確かなので、知識とコミュニケーションのどちらかに偏ることなく、その両面での向上が求められるのです。
そこで、どうすればしっかりと記憶することができるかと考えた場合に、自分の家では難しい場合も少なくないでしょう。
例えば小さな兄弟がいて、その声や騒音が耳障りだと感じたり、テレビやパソコンなどの勉強以上に関心を向けてしまうものがいくつもあったりするからです。
そのため、テストが近い時など周囲の環境を変えてみて、集中して勉強することが効果的となるのです。
その代表例が図書館なのですが、学校に自習室がある場合など、集中できる環境であればその場所は別にどこでも構いません。
最後に挙げられるポイントは、あまり大きな目標を立てず、身近な目標に向けて努力する方が望ましいというものです。
大きな夢があるからこそ、それに向かって努力することができるという考え方もあって、その考えにも一理あることは確かです。
しかし、あまりに達成するのが大変な目標を立ててしまうと、それをクリアするのに膨大な時間と労力がかかってしまうため、達成感をなかなか得ることができず、途中で嫌気がさしてしまうという問題が起こり得ます。
そうではなく、まずは近いところに目標を置いて、それをクリアするための努力をしようと試みれば、達成感を得るまでにかかる時間と労力は少なくなります。
マラソンを例に挙げると、最初から遠くにあるゴールに向かって突き進んで行くよりも、ところどころにあるポイントを目指して走り、そこを過ぎたら次のポイントを目指して走った方が完走できる可能性が上がるでしょう。
それと同じように、一つの目標をクリアできれば、また次の手近な目標を設定するといった勉強法を続ければ、いつの間にか立派な成果を手に入れることも可能だと言えるのです。
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