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理学部などにある物理学科は、一般層がイメージするまさに理系の学科でしょう。
実際、ここで学ぶ学生は真面目な人が多く、イメージしやすい理系学生が在籍していることが多いです。
そんな物理学科に対しては、内容がとにかく難しくて、女子学生に人気がなく、ブラック環境などややネガティブで近寄り難い印象を持っている人が少なくないかもしれませんが、今日はそんな物理学科についてご紹介します。
物理学科というのは、誰もが中学や高校で習ったあの物理をさらに専門的に学ぶ場所です。
物理学の研究と教育を行う学科であり、日本国内ではその多くが理学部や理工学部に設置されています。
有名大学でいうと、北海道大学や東京大学、大阪大学、関東の青山学院大学や中央大学、関西の関西大学や立命館大学などいろんな大学であります。
大学の物理学科では、最初に高校までの物理学である古典物理学を学び、学年を上がるにつれて専門性が上がっていくことが多いです。
物理学では、対象となる物質についてこの物質はどんなものかというのを徹底的に突き詰めて研究する学問なので、非常にやりがいがあると同時に多くの知識を蓄積する必要があります。
物質の特性を確かめる実験も多く、学生は割と静かで寡黙な人が多いので文系とはやや異なるでしょう。
物理学科に限らずですが、理系学科は大変といいます。
物理学科に関しては、大学にもよりますが、全体の4割ほどが留年することがあるなど難易度としてはやはり高いです。
「大変」というのは、物理学科に関していうと、内容が抽象的だったり、単にレベルが高くついていけないなどがあり、例えば、化学科のような拘束時間が長く大変というのとは少し異なるようです。
そして、3年生くらいから始まる実験に関しては、やはり内容が濃く時間通りに終わらないことがよくあるので辛いという声も聞きます。
理系全般的に男子学生が多いイメージがありますが、これは物理学科では顕著です。
物理学科を選ぶ女子学生は少なく、世界的に見ても日本は特に少ないです。
これは、数学や物理は男性の方が向いているという偏見に基づくものであり、能力的には男性も女性も変わりません。
ただ、最近では女子学生の物理学科への興味の上昇や選択するハードルの高さは低くなっており、今後は徐々に増えていくことが予想されます。
時代の変化とともに改善しているといえます。
日本の大学で物理を学ぶ女子学生が少ない詳しい理由については「日本の大学で物理を学ぶ女性が少ない理由」を参考にしてください。
大学の物理学科は、物理や数学が好きな人にとっては最高の場所でしょう。
学ぶ内容自体もそうですし、同じ学科の友人と物理や数学について日々話をし、「好き」を共有できます。
実際、彼らは他学部の人からするとマニアックな話で盛り上がることがよくあり、それは物理学という同じ好きがあるからこそできる楽しみ方です。
実験が長かったり自由な時間を確保できないこともあるかもしれませんが、物理が好きで入学した学生にとっては辛くても楽しいものです。
また物理というのは、あらゆる疑問を解き明かす学問であり、物理学で学んだ思考は卒業してからの人生でも多いに役に立ちます。
今日は、大学の物理学科に関する内容でした。
ここまで専門的に物理を学ぶ機会というのは普通の大学生ではないので、物理や数学が好きな人にとってはこれ以上ないところになるでしょう。
勉強内容的には難しいですが、できるだけ単位を落とさないでついていけるように日々勉強をして準備しましょう。
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