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英語をはじめ、外国語の単位は大学の授業の中でも特に落とせない必修科目です。
どこの大学でもたいていは、1、2年生の間に単位を取るようなカリキュラムになっていると思います。
けれども、外国語が苦手でなかなか単位が取れず、ついに4年生まで持ち越してしまった…!
などという事態を避けるためにも、外国語の勉強法を早いうちから身につけておきましょう。
特に外国語が苦手な人の中には、単語が覚えられない、という人が多いかもしれません。
今日は、単語の記憶方法についてご紹介しましょう。
よく「単語は書いて覚える」といいますが、実はこれ、遠回りなやり方になりかねません。
本来脳は、覚えるよりも忘れる方が得意。
生活していて脳に入ってくる膨大な情報の全てを覚えるわけにはいきませんから、不要な情報はどんどん忘れる仕組みになっているのです。
では、脳にとって「重要な情報」とはどんな情報でしょうか。
それはズバリ、「生きるのに必要な情報」ということになります。
つまり、脳に単語を覚えさせるには、「これは必要な情報だ」と錯覚させればいいのです。
そのためには、「何度も思います」という作業が必要になってきます。
「何度も思い出す」→「脳が生きるのに必要な情報だと認識する」→記憶の完成
という図式です。
重要なのは、「インプット→アウトプット」という「暗記サイクル」を作ること。
インプットとは、英単語の音を聞き、その単語を見たり書いたりすること。
そしてアウトプットとは、脳にその単語を「思い出させること」です。
ただ単語帳を見て書くだけでは、この「アウトプット」ができません。
そこでやっていただきたいのは、「一回覚えたら一回テストする」ことです。
テストの時には一生懸命覚えた単語を「思い出そう」とします。
この動作が、脳に「こんなに何度も思い出そうとするということは、これは重要な情報なんだな」と思い込ませることに繋がります。
ですから、一回のテストで全て正解しなくても構いません。
何度も何度もテストをすれば、そのぶん「思い出す」回数が増えるので、覚えられなかった単語は繰り返しテストをして脳に重要性を認識させましょう。
実際に単語を「覚える」時に声に出してみるのも大切です。
目で見た文字情報と、音による音声情報とが同時に入ってくることで、脳はより重要な情報だと考えるからです。
そして、発音練習は繰り返し行うこと。
先ほど述べたように、繰り返し入ってくることで脳に「重要な情報」だと認識させ、長期記憶を成立させるのです。
同じ単語を覚えるにも、より暗記しやすい時間帯というものがあります。
暗記にとってより良いのは「食事前」と「就寝前」です。
まず「食事前」ですが、食べることは生命に関わる根本的に重要な情報です(食べ方を忘れたり、食べるのを忘れることはありませんよね)。
つまり、「食事前」という空腹な時に覚えた情報は、生命に関わる重要な情報として脳にインプットされやすいのです。
そして「就寝前」ですが、実は睡眠には脳に蓄えた知識を使える状態に整理する役割があることがわかっています。
ですから、寝る前に単語を覚えると脳の中に定着しやすいのです。
昼寝をする習慣がある人は、その前に暗記を行うのも効果的ですね。
睡眠を削って暗記するのは逆効果なので、睡眠は十分取るようにしましょう。
最低でも6時間以上眠るのがオススメです。
外国語の単語を覚えるためには、脳の仕組みをうまく使いましょう。
1.暗記サイクルを作るために「1回覚えたら1回テスト」
2.単語は発音しながら覚える
3.暗記に適しているのは「食事前」と「就寝前」
この3点を暗記に役立ててください。
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