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大学生の皆さんは、前期試験が始まって大変な毎日を送っている時期かと思います。
試験て良い点数を取るためには、何は無くともまずは「暗記」、という科目も多いことでしょう。
そこで今回は、効率よく記憶するための暗記術をご紹介します。
具体的な方法をご紹介する前に、まずは「記憶とはどうやって行われるのか」ということを確認しておきましょう。
記憶を処理している脳の中で、特に「長期記憶」を司っているのは「海馬」という器官です。
海馬は必要な情報と不要な情報を取捨選択し、必要であると判断した情報だけを蓄積していきますが、この取捨選択の基準となるのは「生きていくために必須であるか否か」です。
そのため、食べ物や危険に関する情報など、生死に関わる情報が最重要となります。
しかし、他にも、繰り返し同じ情報を送り続けると、海馬はそれを必要な情報であると判断し、記憶に残っていくのです。
つまり、「繰り返し暗記すること」で、それが長期記憶となって蓄積されるわけです。
さて、脳は、体全体の質量の中のおよそ2%ほどを占めていますが、その2%の脳を動かすのに必要なエネルギーは、体全体が必要とするエネルギーの実に25%ほどに上ります。
脳の働きの中でも、記憶は特に多くのエネルギーを使いますから、見たものや聞いたものを片っ端から覚えていると膨大なエネルギーを消費してしまい、体が疲れ果ててしまう危険性があるのです。
ですから脳は、物事をなるべく覚えないように、かつ覚えたこともなるべくすぐに忘れるようになっているのです。
しかも脳の忘れ方は直線的ではなく、最初に大半のことを忘れてしまい、そのあとは少しずつ忘れていく、という経過をたどります。
ですから、脳に記憶を定着させるためには、何かを覚えた翌日にもう一度「復習」する、ということが大切になります。
勉強をして何かを覚えたら、必ず翌日に「復習」して覚え直すこと。
暗記の基本はここにあります。
それではおすすめの暗記法を挙げていきましょう。
どれも簡単にできる方法なので、ぜひ実践してみてください。
ずっと椅子に座りっぱなしで覚えようとしている人はいませんか。
その方法だとなかなか覚えられない場合、歩きながらとか、筋トレをしながら暗記してみましょう。
情報を頭だけでなく体の動きと連動させることで暗記の効率を高めることができます。
テキストを読むときには、黙読ではなく、声に出して読むようにしてみてください。
先ほどの体の動きと同じく、覚えることを声に出すことで、聴覚と視覚を連動させることができます。
白黒のテキストよりも、カラーの方が視覚に残りやすいもの。
ですから、ノートを作るときには、情報のカテゴリー別や重要度別にカラーのペンを使って書き分けるのも良い方法です。
ただし、一つだけ注意点を。
教科書にマーカーでアンダーラインを引く人がよくいますが、これは引いただけで覚えたつもりになってしまう危険があります。
色ペンのアンダーラインは、必ず自分で作ったノートに引くようにしましょう。
人に説明するということは、その内容をきちんと理解していなければいけません。
そこで、覚えた内容を誰かに話してみましょう。
情報を整理しつつ話すことで記憶を反復することになり、より記憶が定着することでしょう。
自分に合った暗記方法が見つかったら、さらに効率よく覚えるために心がけて欲しいことがあります。
1.最初から全部覚えようとしない
最初から全てを覚えようとせず、「今日はここまで」と区切りをつけて覚えていきましょう。
2.暗記できなくても凹まない
ネガティブな感情が生まれると暗記の効率はガクンと下がってしまいます。
覚えられなかったら翌日に回そう、というぐらいの気分で臨みましょう。
3.睡眠は十分とる
寝不足だと集中力が低下し、暗記どころではなくなってしまいます。
眠い時は早めに寝て、翌日にスッキリした頭で記憶するようにしましょう。
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