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今や、街中で外国人の方を見かけることは決して珍しくありません。
5年ほど前に新型コロナの影響があり一時的に日本に住む外国人は減りましたが、今はものすごい数の人が来日しています。
外国人の方が仕事をするには、職種によっては適性検査を受ける必要があり、外国人向けの適性検査サービスというのがいくつかあります。
そこで今日は、外国人向けの適性検査について解説しようと思います。
どのようなサービスがあり、どの言語に対応しているのかなどがわかります。
まず、適性検査というのはその応募者の適性を測る試験のことです。
一般的には、適性検査というと「能力検査」と「性格検査」があり、前者は学力検査ともいわれます。
誰もが知っているであろうSPI試験にも、このように能力検査と性格検査があり、前者の能力検査では言語問題と非言語問題があります。
算数的や数学的、そして国語的の問題が出題され、その人の基礎知識など学力を測定します。
そして、性格検査とはその名の通りで、その応募者の性格や考え方、価値観、考えなどを把握するためのものです。
忍耐強いか、リーダーシップはあるか、ストレスに打ち勝てるかなど仕事との適性を見ます。
能力検査には答えがありますが、性格検査には基本的にはありません。
なぜならその人の考え方や性格には正解というものがないからです。

外国人でも日本人が受けるSPIを受検することはありますが、中には外国人に特化した適性検査サービスもあります。
外国人向けの適性検査は普通のものとは少し異なり、異なる文化で活躍できるか、日本人とのコミュニケーションで衝突しないかなどが測定されます。
そして、この適性検査では基本的に日本語能力の測定は行いません。
その理由としては、適性検査はあくまでも採用試験なので日本語を測るものではないからです。
外国人向けの適性検査は多言語での対応になっているものが多いです。
ここからは外国人向けの適性検査サービスをいくつかご紹介します。
これは、リクルート社が提供する外国人向けのSPI試験です。
受検する外国人の文化や言語の背景に関係なく、その応募者本人の特性を把握します。
外国語は3カ国語に対応しており、英語・中国語・韓国語です。
日本人就職活動生や転職希望者との比較検討にも利用できます。
このCQIは、日本語・英語・中国語・韓国語・インドネシア語・ベトナム語・ミャンマー語・クメール語・タイ語・タガログ語・ネパール語の11言語に対応しています。
カルチャーフィット度(日本文化に適合している人材であるか)と異文化アダプテーション力(異文化に適応しやすい人材であるか)の2点から適性な人材を見つけます。
内田クレペリン検査は、日本国内で90年ほど使用されている採用試験です。
介護や建設、運輸関係での利用者が多く、年間で70万人ほどが受検しています。
応募者の能力と行動、性格特徴を中心に測定し、言語問題が少ないのがポイントです。
またアジア諸国など海外でも使われている試験です。
対応言語は、日本語・英語・中国語・タイ語・ベトナム語・ミャンマー語・韓国語の7つです。
今日は、外国人向けの適性検査について解説しました。
どれも多言語に対応しており、日本語に自信がない人でも安心して受検できるでしょう。
通常のSPIを受けるとなると、学力的には問題なくても日本語のレベルによっては難しく感じるので、このような外国人向けのものがあるととても便利です。
では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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