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勉強コラムの最新記事!
大学化学科に在籍する学生におすすめの資格はいくつかありますが、その中でも、人気なのがこの「QC検定」です。
QC検定は、品質管理検定であり、化学という学問に関連がありますので、これを目指す学生は一定数います。
今日は、大学化学科向けにQC検定を詳しく解説しようと思います。
どのような検定で、どのような場面で役に立つのかがよくわかります!
「QC検定」は、冒頭でも述べた通り、品質管理検定のことです。
QCは「Quality Control」の頭文字から来ており、製品などの品質を管理(Control)してサービスの質(Quality)を向上させることを目的にしています。
日本規格協会が認定している民間検定であり、1~4級の試験が用意されています。
QC検定は、品質管理の知識や解決・改善能力を評価する試験であり、製造業だけでなく接客業などのサービス提供者にとっても大きな意味を持ちます。
比較的新しい検定であり、始まりは2005年、受検者は2024年9月の第38回試験で累計1,412,646人になり、年々その人気は高まっているようです。
QC検定には1~4級まであると述べましたが、数字が小さくなるにつれて難易度が上がります。
つまり、4級が最も簡単で、1級が最も難しくなります。
各級の概要についてご紹介します。
下記の引用元は全てJSA GROUPの品質管理検定レベル表です。
認定する知識と能力レベルは以下の通り、
組織で仕事をするにあたって, 品質管理の基本を含めて企業 活動の基本常識を理解してお り,企業 等で行われている改 善活動も言葉としては理解で きるレベルです。
社会人として最低限知ってお いてほしい仕事の進め方や品 質管理に関する用語の知識は 有しているというレベルです。
対象となるのは、
・初めて品質管理を学 ぶ人
・新入社員
・社員外従業員
・初めて品質管理を学ぶ大学生・高専生・ 高校生
4級はマークシート式になっており、合格基準はおおむね70%以上の正答率です。
3級に関しては、
QC 七つ道具については,作り 方・使い方をほぼ理解してお り,改善の進め方の支援・指導 を受ければ,職場において発生 する問題を QC 的問題解決法に より,解決していくことがで き,品質管理の実践について も,知識としては理解している レベルです。
基本的な管理・改善活動を必要 に応じて支援を受けながら実 施できるレベルです。
対象となるのは、
・業種・業態にかかわ らず自分たちの職 場の問題解決を行 う全社員 《事務,営 業,サービス,生産, 技術 を含むすべて》
・品質管理を学ぶ大学 生・高専生・高校生
3級もマークシート式で、合格基準は手法分野・実践分野おおむね50%以上、総合得点おおむね70%以上の正答率です。
2級は以下の通り、
一般的な職場で発生する品質 に関係した問題の多くを QC 七 つ道具及び新 QC 七つ道具を含 む統計的な手法も活用して,自 らが中心となって解決や改善 をしていくことができ,品質管 理の実践についても,十分理解 し,適切な活動ができるレベル です。
基本的な管理・改善活動を自立 的に実施できるレベルです。
対象となる人、
・自部門の品質問題解 決をリードできる スタッフ
・品質にかかわる部署 の管理職・スタッフ 《品質管理,品質保 証,研究・開発,生産, 技術》
合格基準は手法分野・実践分野おおむね50%以上、総合得点おおむね70%以上の正答率です。
最難関級である1級についてです。
組織内で発生するさまざまな 問題に対して,品質管理の側面 からどのようにすれば解決や 改善ができるかを把握してお り,それらを自分で主導してい くことが期待されるレベルで す。また,自分自身で解決でき ないようなかなり専門的な問 題については,少なくともどの ような手法を使えばよいのか という解決に向けた筋道を立 てることができる力を有して いるようなレベルです。
組織内で品質管理活動のリー ダーとなる可能性のある人に 最低限要求される知識を有し, その活用の仕方を理解してい るレベルです。
対象となる人、
・部門横断の品質問題 解決をリードでき るスタッフ
・品質問題解決の指導 的立場の品質技術 者
1級はマークシート式と論述になり、合格基準は手法分野・実践分野おおむね50%以上、総合得点おおむね70%以上、そして論述はおおむね70%以上の正答率になります。
ここまで、QC検定の概要について解説しましたが、次に就職活動や転職など社会でのメリットについても触れておきます。
QC検定では、品質管理の知識はもちろん、データの解析力なども求められます。
最近、多くの企業は品質管理の基本的な知識を有してほしいと考えており、まさにQC検定の能力が必要とされているのです。
就職活動において、QC検定を持っているとそれだけでライバルに差をつけられるかもしれません。
将来、製造業に進みたいと考える化学科の学生にとっては、やはりQC検定はメリットになるでしょう。
品質管理はまさに製造業で需要があり、企業によっては入社後にQC検定の取得を義務化するところもあります。
それを大学生のうちに取っておけば、アピールになります。
品質管理の知識や能力は、先に述べた通り、サービス業などでも役に立ちます。
その道に進んだとしてもこのQC検定の知識は大いに役に立つでしょう。
今日は、大学化学科の学生に向けてQC検定について解説しました。
化学科の学生で何か資格や検定を取得したいと考えているのなら、ぜひこのQC検定を選択肢に入れてみてください。
では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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