SPIの性格検査で矛盾が生じるとどうなるか

能力検査と性格検査の2つから構成されるSPIですが、その中でも後者の「性格検査」については対策が不要といわれます。

でも性格検査で回答に矛盾が出たらどうなるのか、それが直接的に落ちる原因になるのかなどSPIの性格検査についてはいくつかの疑問もあるかもしれません。

そこで今日は、性格検査で矛盾が生じるとどうなるのかについて解説しようと思います。

ぜひ最後までお読みください。

【そもそもSPIの性格検査の目的とは】

まず、SPIの性格検査について述べる前にその本来の目的を知っておく必要があります。

性格検査では、日常の行動や考え方に関する質問がありその応募者の性格的な特徴など人間性を測定することを目的にしています。

約300ものたくさんの設問への回答により統計的に処理を行い、どのように仕事に取り組むか、人との関わり方はどうか、目標の持ち方など仕事をする上での性格特徴を把握します。

あくまでもその仕事との適性を把握するものなので、あなたの回答や性格自体が間違っている、劣っているということはなく、十人いれば十人の色や形があるのが普通です。

【SPIの性格検査で矛盾が生じる…】

実際、性格検査を受けてみるとその回答により一貫性が取れなかったりすることがあります。

その応募者の特性を把握するための性格検査で矛盾があればその人の特徴を知ることはできません。

例えば、一問や二問程度のちょっとした矛盾であれば誰でも起こる得ることなのでそこまで大きな問題にはならないかもしれませんが、最初から別の自分を演じて回答すると当然バレます。

人間は少しでも自分をよく見せようと背伸びをしてしまうものです。

実際、SPIの結果として「この人は自分を良く見せようとする傾向がある」のように表示されるようで、落ちる原因になるかもしれません。

≪面接でボロが出る場合も≫

そして、もしSPIは問題なく通過できたとしても、その先に待っている面接にて性格検査の回答の矛盾が知られる可能性もあります。

基本的に、企業はSPIの試験結果やエントリーシートなどを参考に面接を進めるので、面接での回答とSPI試験での回答に大きな差があれば「？」と思うことでしょう。

それを突っ込まれてボロが出るかもしれません。

【性格検査の対策は不要だが試験傾向などを把握すること】

よくSPIの性格検査では対策のしようがないという言い方をします。

確かに、あなた自身の考えや捉え方などを測定する試験なので自然体で臨ことが重要です。

偽りをすることは今回取り上げている矛盾につながるので、正直に回答するようにします。

しかし、対策は不要でも性格検査がどのような試験でどのような傾向なのかというのを知っておくことはとても大切です。

マラソンを走る場合でもどのようなルートかをある程度知っておくと精神的にも楽になります。

例えば、設問数はどのくらいで制限時間は何分か、回答の選択肢はどのようなものかなどを知っておかないと、いざ試験に臨んでも時間が足りなくなったり適切な回答ができません。

【まとめ】

今日は、SPIの性格検査で矛盾が生じるとどうなるかについて解説しました。

基本的に矛盾はよくなくて性格検査の目的から考えても一貫性を持った回答が求められます。

SPIの性格検査自体は対策は要りませんが、どのような試験で内容は何か、制限時間など試験の傾向を把握しておくことは欠かせません。

企業によってはSPIを応募者の足切りにしているところもあるので、まずはここを確実に通過したいものです。

では、次回もSPIに関する有益な情報を発信しますのでぜひ参考にしてください。