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慶應義塾大学での生成AIの取り扱い

ここ最近、よく話題になる生成AI。

人間の代わりに物事を行なってくれ、非常に革新的で便利なものですが、大学生という立場上、その使い方には注意が必要です。

今日は、慶應義塾大学の学生を対象に生成AIの取り扱いについて解説します。

本記事は、慶應義塾大学の公式ホームページの内容を参考にしています。

目次

【そもそも生成AIとは?】

「生成AI」という言葉は、今の若い人なら誰でも知っていることでしょう。

テレビやネットなどでもよく話題に上がり、実際に、大学でこの生成AIを活用している人もいるかもしれません。

生成AIというのは、「Generative AI:ジェネレーティブAI」とも呼ばれ、学習したデータを活用してオリジナルデータを生成するものを指します。

例えば、ChatGPTというサービスは知っているかもしれませんが、これも生成AIの1つであり、特にテキストの生成に長けているサービスです。

他に、画像の生成に長けている「DALL-E」など様々な種類の生成AIが誕生しています。

生成AIやChatGPTの利用による問題については、以前「大学レポートとチャットGPTを考える」という記事を発信しましたのでご参考ください。

≪従来のAIと生成AIの違い≫

従来のAIと生成AIの違いを簡単に説明すると、

「オリジナルコンテンツ創造の可否」です。

つまり、従来のAIはすでに学習したデータの中から適切な回答を探すものだったのが、生成AIは0から1を生み出せるのです。

人間が考えなくても生成AIで出た回答をそのまま受け取られます。

このテクノロジーの進化はものすごいことです。

【慶應義塾大学での生成AIの取り組み】

慶應義塾大学に限らず、最近、多くの大学でこの生成AIを使った課題の提出を問題視しています。

例えば、レポート作成や卒業論文ではChatGPTのような生成AIを使うことで簡単にでき、これは学生が本来取り組むべき目的を無視した結果です。

慶應義塾大学側も、

「独立自尊」の精神のもと、自他の尊厳を守り、自らの判断と責任のもとで学び、思考し、行動することを重んじています。

ChatGPT等生成AIの利用について

としており、生成AIの安易な理由は人間の主体性を阻害することにつながると懸念しています。

ただし、授業において担当教員が生成AIの利用を推奨する場合があります。

またその使用を許可される場合も問題はありません。

慶應義塾大学側は、生成AIを使いレポート作成をする場合にはその旨を明記するようお願いしています。

基本的に、生成AIを使うということは自力で行うのではなく他(人)の力を借りて行うことに等しいので、上の例外を除いて大学の課題の観点からは適切とはいえません。

この記事を読んでいる学生は生成AIを使って、いわゆるズルをして大学生活を過ごしているとは思いませんが、その利用を検討している人がいるのならば少し考え直してください。

もし、それが見つかって単位を落とすことになれば非常にもったいないです。

【まとめ】

今日は、慶應義塾大学の学生に向けて生成AIの利用について解説しました。

生成AIを使うことを完全に否定するわけではなく、授業によっては問題ない場合もあります。

ただ、それに頼りすぎてしまうのは大学生という立場的に適切ではありませんので、注意が必要です。

また次回も、慶應義塾大学の学生を対象に有益な情報を発信しますので、ぜひ参考にしてください。

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