修得済みの単位を再履修することは可能？

 

大学で、一度修得した単位をもう一度取りたいという人もいるかもしれません。

 

成績が悪かったので再履修して評価を上書きしたい、興味のある分野なのでもう一度学びたいなどいろんな理由があるかもしれませんが、そもそも単位の再履修は認められているのでしょうか。

 

今回は、そんな疑問についてです。ぜひ参考にしてください。

 

【基本的に修得済みの単位の再履修はできない】

全ての大学ではありませんが、一般的には修得済みの単位の再履修はできません。

 

1年次に履修した科目の成績がCだったので再履修してAを取りたいなど成績の上書きを考える人もいるかもしれませんが、特に現在の大学ではほとんどできないと思っておいていいです。

 

昔は、一度成績を抹消して再履修することができた大学もありましたが今はできないところが圧倒的に多いです。

 

≪聴講のみなら可能な場合も≫

 

 

もし、単位の上書きではなくただ単に授業内容に興味があるので聴講したい場合は担当教授に相談して単位は不要だけれども授業を受けたい旨を伝えるともしかしたらできるかもしれません。

 

でも、その分他の授業が受けられないので時間・単位に余裕がある人ではないと難しいと思います。

 

例えば、4年生でもう卒業するための単位は全て取っている場合などです。就活も終わって興味のある分野をさらに深く学びたい、学び直したい時に聴講はいいと思います。

 

【同一科目再履修という制度もある】

聴講は公式な制度ではありませんが、大学によっては「同一科目再履修」という制度を設けているところもあります。

 

通常一旦修得した単位は再履修できませんが、これは条件を満たせば再履修できるという制度です。

 

より学習内容を深めたい学生のための制度です。

 

同一科目再履修の条件や決まりは各大学によって異なるので、一度自分の大学にこの制度があるのかそしてその詳細を確かめてみてください。

 

現在、再履修が認められている大学は冒頭でも述べたように多くはありません。

 

ただ、もし可能であれば理解度を高める、いい成績を取るためにも1つの方法かもしれません。

 

大学の成績というのは最終的なゴールではなくあくまでも評価の結果であり、目的ではありません。

 

その授業への理解度、知識、スキルの修得が一番の目的なので成績だけに固執するのはよくありませんが、就職や進学時など大学での成績証明書を提出する機会も全くないわけではありません。

 

GDPの算出にも使われますし、いい成績を取っていればその分有利です。

 

もし、自分の大学で再履修が認められているのなら将来のことを考えても再履修するのもアリかもしれません。いろんな要素を考慮して決めたいものです。

 

【まとめ】

いかがでしたか？今日は、修得済みの単位の再履修は可能なのかについてでした。

 

原則的にはできない大学が多いですが、中には同一科目再履修という制度を設けている大学もあるので一度自分の大学の教務課などに聞いてみてください。

 

大学には学生が知らないだけで便利な制度もたくさんあるので、情報力が大切になります。知っていると知らないのではいろんなところで大きな差になります。

 

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。次回の記事もぜひ参考にしてください。