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「進級さえできれば全部の単位を取る必要はない」と思っていませんか。
確かに、授業によっては即留年となるものもあればならないものもあります。
でも、その学期や学年で全単位を修得するのには大きな意味があります。今回は、「フル単」について紹介します。
「フル単」は、フル単位の略で大学などである学期や学年に履修した全ての単位を修得することを言います。
英語の「full(いっぱい)」から来ており、「いっぱいに単位」を取る=フル単位ということです。学生のスラングで大学生であれば一度は聞いたことがあると思います。
実際、Wikipediaにも載っている用語です。
履修登録した全ての授業の単位を修得するので、その学期や学年で真剣に授業に取り組んだという証にもなります。
適当に授業を受けていてフル単位できるはずはありません。
大学生の間では、このフル単はある意味当たり前という見方がある一方で「まだ達成したことがない」という学生も多いのが現状です。
確かに、大学生の本業は勉強なので全ての授業を真面目に受けてフル単位するのが理想のように思えますが、大学によっては難しいところもあるのです。
フル単を達成するメリットはいくつかあります。
真面目に授業に取り組んだ結果、フルで単位を修得できたので自分自身を評価できます。
まあでもこれはある意味自己満足ですが、フル単を達成することで4年生になった時にかなり楽になります。
これが、フル単の最も大きなメリットで4年生は就活や論文など何かと忙しい時期になります。
学生最後ということもあって、友人らとどこかに卒業旅行や遊びにも出かけたいでしょう。時間に余裕がないと何事も楽しめません。
大学には1学年の取得可能単位数が決まっているので、フル単を達成したからと4年生になる前に全ての卒業単位数を取得できるとは限りませんが、4年生になった時の負担を減らせるという意味ではかなり大きいです。
先ほど、自分自身に対する評価は自己満足と言いましたが、勉強へのモチベーションの維持にはとても重要です。
1回フル単を達成すると次も頑張ろうという気持ちになります。それが次、次となり良いサイクルになるのです。
フル単をするのは決して簡単なことではありません。
上記で述べたように、大学や学部によって単位の取得の難しさは異なりますし、それをずっと達成し続けるというのは想像以上に大変です。
特に、入学したばかりの1年生は勉強へのモチベーションが高いのでフル単を達成しやすいかもしれませんが、それ以降は容易ではありません。
実際、大学生時代に一度もフル単を達成したことのない学生も多く、フル単=当たり前ではありません。
ただ、フル単には今回紹介したような大きなメリットがあるので、ぜひ目指してみてください。
今回は、大学でのフル単についてでした。次回も、大学生の皆さんに有益な情報をお届けするので、ぜひ楽しみにしておいてください。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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