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前回の「その1」に引き続き、大学の単位の仕組みについてです。
今回は、卒業に必要な単位数や成績評価について解説します。
ぜひ、参考にしてください。
大学を卒業するのに必要な単位数は大学や学部によって異なりますが、4年間で124~136単位と設定している大学が多いです。
中でも、124単位としている大学が多いですが、詳細は各自調べてください。
前回紹介したシラバスにもこの卒業に必要な単位数についての記載があると思うので、一度確認してみてください。
卒業に124単位必要なら、1年間で全て取ればいいのではと思うかもしれませんが、年間で取得できる単位数は決まっています。
その上限数は40~50単位なので、1年間で卒業に必要な単位を全て取得することはできません。
まあそれはある意味当然で、もし可能なら残りの3年間何しに大学に行くの?という話になります。
講義やゼミ、実験などによって取得できる単位数は異なり、講義は4単位、実験は1単位、ゼミは8単位というのが一般的です。
その他、大学によっては講座や体育などは半期で2単位、通年の講義は4単位などに設定しているところもあります。
1年→2年、2年→3年など進級条件があります。
これも大学や学部によって異なりますが、例えば1年次修了までに30単位取得しなければいけない、2年次修了までに64単位取得しなければいけないなどの条件があります。
単純に単位数だけじゃなく、定められた必修科目を取得していないと進級できないなどの条件もあるので気をつけましょう。
2年次や3年次に進級条件を設けていない大学でも、4年次に単位が足りないと自動的に留年になるので注意が必要です。
評価については、一般的には「秀」、「優」、「良」、「可」、「不可」の5つで表します。
大学によっては、上から「S~F」で評価するところもあります。
一般的な点数配分
秀(S)は90~100点
優(A)は80~89点
良(B)は70~79点
可(C)は60~69点
不可(F)は59点以下
単位を取得するには、その学期で「可」以上を取る必要があります。成績の評価基準は授業や教授によって異なりますが、出席点、テストの成績、レポートなどを総合的に評価します。
授業によっては、出席点を一切評価しないもの、テストの点数だけで決めるものもあります。
成績の評価基準についてはシラバスを参考にしてください。
GDPは「Grade Point Average」といって、各学年の成績の平均値を表す方法です。
欧米で主流の制度ですが、最近では日本でも採用するところが増えています。
そのGDPの計算方法は、成績によってポイントが振り分けられているのでそれを使って計算するだけです。
先ほど紹介した一般的な成績である、(→以降がポイント)
秀(S)は90~100点→4
優(A)は80~89点→3
良(B)は70~79点→2
可(C)は60~69点→1
不可(F)は59点以下→0
これを参考に、(換算したポイント×単位数)の合計÷総単位数です。
ここで注意が必要なのは、講義のコマ数で割るのではなく単位数で計算することです。
いかがでしたか?2回にわたって単位の仕組みについて紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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