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読者の目を引くタイトルをつけるコツ6つ

 

レポート作成では、構成や参考文献の使い方など大切なポイントがいくつかありますが、読者が一番最初に見る「タイトル」もとても重要です。

 

レポートの内容をタイトル1つで表現しなければいけないので、構成順番はある程度決まっているレポートよりも時間がかかる人もいるかもしれません。

 

今回は、そんなタイトルのつけ方についてシェアします。

 

目次

【タイトルの重要性】

レポートだけに限らず、インターネットの記事、本、映画やドラマなど何でもタイトル(題名)があります。

 

私たちは、内容を見る前にまずタイトルを見て読む(観る)か決めることが多いです。

 

例えば、心理学についての本を探しているとします。

 

書店にはたくさんの心理学の書籍があり、特に具体的な著作名が決まっていない場合は読みたい内容に基づいてタイトルや本の表紙などを見て判断すると思います。

 

タイトルは本やブログ、映画などだけに限らず、私たちの日常生活で非常に大きな役割を担っています。スーパーやショッピングモール、企業など「タイトル」ではありませんが、その組織を代表する名称が必ずあります。

製品の名前もそうでしょう。目を引くものを買いたくなるのは自然のことです。

 

少し話が逸れましたが、レポートにおいても読者に興味を持ってもらうためには、最初に目が行くタイトルがいかに重要かがわかります。

 

興味深いタイトルをつけるには、いくつかのポイントを抑えておきます。

 

ここでは6つ、順番に説明します。

 

≪コツその1:インパクトを出す≫

 

授業で「高齢化社会について」というテーマでレポート作成があった場合、他の学生と同じようなタイトルをつけても何も特別ではありません。

 

ここではポジティブな内容かネガティブな内容かは別にして、とにかくタイトルを見ただけでインパクトのあるものにすると読者の目に止まりやすくなります。

 

例えば、高齢化社会についてだと、一般的に高齢化社会→対策が必要=ネガティブなイメージ、があるかと思います。

 

レポートの内容も高齢化社会の現状や問題点などについて書くことが多いですが、タイトルでは逆の「高齢化社会の利点」など読者のイメージを覆すようなものにするといいでしょう。

 

これはあくまでも1つの例なので、タイトルはちゃんと考えてください。あとは、普通なら組み合わせないような言葉を並べるのもいい考えでしょう。

 

例えば、マンガの「宇宙兄弟」。「宇宙」と「兄弟」は通常組み合わせることがない言葉ですが、これらを組み合わせることで印象に残りやすくなります。

 

ユニークであれば読者の興味をそそることになるのです。

 

≪コツその2:読者への問いかけ≫

 

 

「若者はなぜ3年で辞めるのか?」という本にあるように、読者に問いかけるようなタイトルも効果抜群です。

 

タイトルを見た読者、一瞬「なぜだ?」と考え、答えが気になるので早く内容を読みたくなるという心理です。

 

基本的に、タイトルを見ただけでその内容の答えがわかるようなら私たちは読みたいと思いません。「どんな内容なのか」気になるから中身を見たくなるものです。

 

≪コツその3:数字を入れる≫

 

「高齢化社会が引き起こす3つの問題」などのように、具体的な数字を入れるのもいいです。

 

「中国経済が発展した4つの要因」など、レポートで出される多くの課題には問題提起など数字を入れられるケースが多いです。

 

≪コツその4:なるべくポジティブなもの≫

 

先に読者の目を引くためにとにかくインパクトのあるものがいいと述べましたが、どうせインパクトを与えるのならポジティブなものの方がいいです。

 

たとえ、ネガティブなタイトルでもそれは相手の目を引くためであって、最終的には読者の興味を引き寄せるという意味でポジティブな目的であり、読者からしてもポジティブなタイトルの方がいい気持ちになります。

 

「~するな」、「~してはいけない」のようにあまりにも否定的なタイトルだと、人間は心地よく感じません。

 

≪コツその5:わかりやすい表現を使う≫

 

読者の目を引くためにあえて難しい言葉や普段使わない言葉などを使うこともあるかもしれませんが、基本的には人間は楽なものを好むのでわかりやすい表現を使います。

 

普段使わないような特殊な漢字ではなく日常的なものを使い、一度読んだだけで内容を理解できるようなものをチョイスしましょう。

 

二度見、三度見しなければいけない内容だと読む気が減ります。

 

≪コツその6:具体性≫

 

抽象的なタイトルではなくなるべく具体性のあるタイトルにしましょう。

 

例えば「高齢化社会について」だと高齢化社会について書いてあるのはわかるけれどその何かまではタイトルだけではわかりません。

 

「高齢化社会の今後」、さらに細かく「〇〇市の高齢化社会の今後」など少し加えることで具体性が上がります。

 

≪レポートを書き終えたら見直す≫

 

実際にレポートが完成したらそのタイトルで中身とマッチしているか確認することも大切です。

 

タイトルと内容が合致していなければそれは良いレポートとはいえません。最初に決めたタイトルはあくまでも仮として最終チェックを心がけてください。

 

 

【まとめ】

いかがでしたか?今回は、読者の目を引くタイトルのつけ方についてでした。

 

タイトルはどんなにレポート作成に慣れていても難しいですが、今回紹介したコツを抑えればいいタイトルがつけられると思います。

 

逆に悪いタイトルのつけ方は今日紹介したコツを守っていないやり方で、他にも「~について」で終わらせているものや抽象性の高いもの、また「私が考えた〇〇」などのように主観を入れているものもよくありません。

 

レポートによっては「〇〇について自分の考えを述べよ」など主観が求められますがそれだけでタイトルをつけるのではなく客観的な根拠を持ち考察してタイトルと内容を作りましょう。

 

大学のレポートとというのは読書感想文ではなく客観的事実が求められる場所です。

 

今日紹介した大学レポートに関する内容は、卒業論文の時にも役に立つ知識になるのでしっかり身につけておきたいものです。

 

当サイトではレポートに関する有益な情報を日々発信していますので他の記事もぜひ参考にしてください。

 

※この記事は2021年10月に更新しました

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この記事を書いた人

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