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文系学生と理系学生の勉強法の違いなどはよく取り上げられますが、男女の間で勉強法の違いはあるのでしょうか。
今回は、そんな気になる男女の勉強法の違いについて、また、そこから見えてくる効果的な勉強へのアプローチ法をご紹介します。
よく「男女は脳が違うから、分かり合えない」など、同じ人間でも性別によってカラダの作りだけじゃなく考え方なども異なると言われます。
一般的に、男性は「理屈っぽい」、女性は「感情に左右される」などと言いますが、これらは本当なのでしょうか。
実際、脳科学的にも男女では脳の使う部分が異なり、性別によって違いがあるとされています。
ここでは、脳科学について詳しく解説しませんが、読者の皆さんも友人や恋人など異性となかなか理解し合えないと感じたことはあるかと思います。
大学には、女子大を除き、基本的に男女の学生が一緒に勉強します。理系など学部によっては、男子学生が多い場合や、外国語など文系では女子学生が多いなど、若干の割合のバランスはあるものの、男女ともにがいるのが大学です。
今回、紹介する内容は、あくまでも男女の脳の違いからわかる勉強法なので、参考程度に見てください。
あと、大学生の子どもを持つ親御さんはこの男女の勉強法の特徴を理解しておくことで、良いアドバイスができるかもしれません。
いくつかのものを同時に行うことを「マルチタスク」と言いますが、男性はそれとは逆の「シングルタスク」が得意とされています。
また、男性には勝ち負けにこだわりがあり、目標に向かって計画的に進みます。
このシングルタスクは、例えば、同じ2時間の勉強でも、男子学生は「化学を頑張る」と何か一つの科目を一生懸命やろうとします。
それに対して、女子学生は、2時間の勉強時間があれば、何か特定の科目をやるよりも、とりあえず2時間勉強しようとする傾向があります。
そして、女子学生はもし途中で退屈になれば、何か別の科目に切り替えて引き続き頑張られますが、男子学生はその切り替えが柔軟に行えません。
マルチタスクに慣れていない男子学生は、途中で科目を変更すると脳が十分に対応しないのです。
あと、勝負事に強いこだわりを持つ男子学生にとって、一緒に勉強する仲間は「ライバル」です。このライバル的存在は、勉強への大きなモチベーションになります。
例えば、同じ授業の友人に絶対に負けたくないと思えば、それが勉強への意欲を高めてくれ、良い成績へと導きます。
それに対して、女子学生はみんなとの「輪」を大切にするので、誰かライバルを作るのではなく、みんなと一緒に目標を達成しようとする傾向があります。
このことから、ある勉強法が見えてきます。
男性は、ライバルが良い刺激となりお互いのパフォーマンスの向上につながり、女性はみんなとの輪を強調し、みんなで協力しながら目標を達成します。
そのため、試験に向けて勉強する仲間など、どのような勉強仲間を選ぶかが、男女の勉強の効率性に大きく関わってくるので、お互いが高め合える良い仲間を見つけることが非常に大切なのです。
男子学生の場合は、自分の同じか少し上くらいのライバル的存在になりえる友人と一緒に勉強すると、お互い良いライバル意識を持ちながら競争できます。
一方、女子学生は、対抗意識むき出しの友人よりも、時間がある時はおしゃべりを楽しむなど、みんなで一緒にコツコツやっていくほうが効果的だと言えます。
男子学生なら、「ライバル」仲間を、女子学生なら「勉強仲間」を見つけるようにすると、これまでよりも高い勉強効果が期待できるかもしれません。
では、この記事が皆さまの参考になれば嬉しいです。
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