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【脳科学】大学生が運動系サークルに入った方が良い理由

 

 読者の皆さんは、大学でサークルやクラブに入っていますか?

 

サークルには運動系から文化系まで、いろいろありますが、今回は「運動系」にフォーカスして書きます。

 

大学生が運動系サークルに入ったほうが良い理由とは、一体何なのでしょうか。

 

目次

【大学生のサークル加入率は55%】

大学で授業の他に色々な人と出会える、大学の醍醐味とも言える「サークル」ですが、一体どのくらいの学生がサークルに加入していると思いますか?

 

この調査によると、大学生全体のサークル加入率は、55パーセントとなっており、半分以上の学生がサークル活動に参加していることがわかります。

 

正直、個人的には大学生=サークルというイメージが強かったので、若干少ないかなという印象を受けました。ちなみに、サークル活動を行なっていない学生は45パーセント。

 

大学生のサークル活動の中でも、特に新入生の活動実施率が目立ち、7割にも及びます。

 

これは、大学に入学したばかりの新入生は、友達作りや、大学の憧れでもあるサークルを経験したいという気持ちが結果に反映しているのかもしれません。

 

そして、理系文系で見てみると、あまり両者に違いがないことがわかり、イメージ的に理系学生は、研究や実験などに時間を費やすイメージがあったので、結構意外でした。

 

≪学年が上がることに活動参加率が減少≫

 

大学に早く馴染みたい、新入生の加入率の高さは納得できます。

 

また、学年が上がるにつれて、授業の内容もより難しく専門的になるので、勉強面で忙しくなったり、アルバイトなど他にやりたいことも見つかることで、徐々に参加率が減少するのもわかりますよね。

 

特に、4年生になると就活などもあり、サークルへの参加がかなり低くなる傾向にあります。

 

【大学生活でサークル活動は大切】

サークル活動への参加は強制ではないので、もし他にやりたいことがある学生は別に加入する必要はありません。

 

ただ、もしサークルに入ろうか迷っているのなら、ぜひサークルに入ることを勧めします。それは、大学での友達作りや気分転換などを含めて、大学生活におけるサークルの意味合いが大きいからです。

 

その中でも、テニスやフットサルなど運動系のサークルに加入することで、勉強への非常に良い効果が期待できます。

 

ここからは、筆者が運動系のサークルをお勧めする脳科学との関係をもとに解説していきます。

 

【運動は脳の生産性をアップさせる】

≪運動が脳に与える影響その1:集中力とモチベーションの向上≫

 

 

軽い運動(有酸素運動)を15分~20分することで、集中力がかなりアップします。

 

「運動する時間があれば、勉強する」と思う人もいるかもしれませんが、勉強の休憩時間に軽く運動をしてみるだけでかなり効果があります。

 

少しの運動を挟むだけで、集中力が極限まで上がり、今まで休憩中にスマホやテレビを見ていたのが、バカらしくなるかもしれません。

 

ただ、ここでポイントなのが、やりすぎないこと。体がヘトヘトになるまで運動すると、逆効果になるので、20分程度の息が上がらない運動が望ましいです。

 

外を軽く散歩したり、自転車に乗るのが気分もリフレッシュできていいですよ。

 

≪運動が脳に与える影響その2:脳細胞を増やす≫

 

私たちが何か新しいことを学ぶ際、脳内では脳細胞(ニューロン)同士が新しく結びつきます。

 

人間が学習した全てのことは、このニューロンのつながりによって決まり、学んだことをもとに行動した経験や結果は、ニューロンの繋がり方に影響(フィードバック)し、常に新しい形へと変化していきます。

 

ここまでくると、脳科学でかなり難しい話になりますが、要するに、脳細胞は人間が何かを学ぶ際に欠かせないものなのです。

 

それが、今までは人間が生まれた時からすでに決まっており、歳を重ねるごとにその数は減少するというのが常識でした。

 

ただ、最近の脳科学では、人は新しい脳細胞を生み出すことができるということが説明され注目を集めました。

 

それが、TEDトークの神経科学者のサンドリーヌ・チュレ氏によるプレゼンです。

 

チュレ氏によると、ストレス、睡眠不足、老化といった要素は、全ての神経細胞の形成に影響し、薬も種類によっては新しい神経細胞を増えにくくする。

 

脳細胞は大人になってからでも、増やすことができるという驚きの内容でした。

 

新しい脳細胞を作り出すための一つの方法として紹介されたのが、今回取り上げる「有酸素運動」なのです。

 

有酸素運動と新しいニューロジェネシスの関係の研究に、ソーク研究所のラスティ・ゲージが行ったマウス実験があります。

 

この実験では、回転カゴのついていないケージに入れられた「運動ができない」マウスと、回転カゴのあるケージで定期的に「運動のできる」マウスを比較したもので、運動したマウスの方には新しく神経細胞が生まれました。

 

また、神経細胞を増やすためには、運動だけじゃなく、食事にも気を配る必要があり、20~30パーセントのカロリー制限やオメガ3脂肪酸の摂取など、いくつかの大切な習慣があります。

 

≪運動が脳に与える影響その3:ストレスに強くなる≫

 

運動することで、ストレスへの耐久にもつながります。

 

毎日の30分間の運動は、抗うつ剤よりも効果があると言われており、日頃から軽い有酸素運動をすることで精神的に安定します。

 

ストレスに強くなると、ちょっとした勉強のストレスにも耐えられ、追い込まれた時などに力を発揮します。

 

【まとめ】

運動系のサークルといっても、すべて本格的にやるものばかりではないので、一度見学に行くなどして、自分の興味のあるもの、続けられそうなサークルを見つけてみるといいでしょう。

 

今回は、運動がもたらす勉強効果について脳科学の観点から解説しました。

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この記事を書いた人

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