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「大学院には進むべき?」という問いは文系と理系で大きく異なります。
文系ですと大学院の進学はチャレンジングな選択肢です。
教授等の大学のポストは非常に限られたものですし、大学院での学習内容を生かせる仕事で関連させることは難しかったりします。
企業の文系大学院卒業者に対する視線は冷たいこともあります。
今文系の大学生(特に3年生や4年生)で大学院進学を真剣に考えている方はこのような厳しい現状を考慮に入れて、慎重に考えるべきです。(逆に、それでも大学院に行こうと思えるのであれば貴方は文系の大学院に進学しても後悔はしないでしょう)
くれぐれも「就職するのが厳しいから」とか「とりあえず大学院しか選択肢がないので」という安易な考えはやめましょう。
あとで、大変苦しむことになります。
(実際問題、文学部系などもともと志望者が少ない大学院に進学するのは、留学生と社会人が中心であり、大学から進学する割合は低いという傾向が顕著なようです。)
逆に、理系の場合は大学院に進学するメリットは非常に大きいです。
(学部にもよりますが)理系の就職先は学生時代にどれだけ上位の大学院で優秀な成績を収めたかにかかっているといっても過言ではありません。
なぜなら、学生時代に学んできたことの延長線上にあるのが理系の仕事先だからです。
工学部系なら研究室で一生懸命研究して、良い結果になればそのまま推薦で就職することも夢ではありません。
そうなれば、高度な学習内容を学び、実践(実験)していく必要があるため、大学院進学というのはどうしても必要となります。
しかも、上位の大学院に行けば優秀な教授や優秀な仲間がいるので高みを目指すことができ、大手の企業や今後成長する見込みのあるベンチャー企業への就職の可能性が高まります。(下の理系の大学から東大の大学院を目指す人もいるぐらいです。)
今理系の大学生(特に3年生や4年生)の方は、今よりもさらに勉学に励み、優秀な成績を収め、上位の大学院を目指していくのも一つの選択肢です。
少し文系の大学院の志望者のモチベーションを下げるような内容を書いてしまいましたが、文系の大学院を希望する場合は「就職に有利になりそうだから」「もう少し学生を楽しみたいから」などの安易な考えではなく、純粋に学問を修めたい場合や学びたい場合に行くべき選択肢であると覚えておいてください。
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